まずは そんなにも優しいあなたの目を 汚した誰かの胸に
然るべき罪に 罰を与えてください
かなり時が過ぎ去っていた 乾涸びた林檎を剥いて
懐かしそうな顔は 汚れてしまっていた・・
単に誰にも干渉しないようにと 気づけば臆病になっていた
間違えた罪に それ相当の判決を
今朝も滲み出す言葉から 重傷を負ってしまった
洗面台の涙は それでも美しくて吐きそうなんだ
醜い脈を追いかけて 今日も存在を漁る
どこに何があるかもわからないまま 人は亡霊みたいね
あなたは何を求めて泣いているのでしょうか？
されど亡霊は 人ごみに揉まれて舌を打ち
仕方なしに歩くも 疲れた目をする
・・・ 笑って ほしいな ・・・。
そして あんなにも素直なあなたの目を 濁した誰かの目に
遣り返そうなんて事は 心にもないの
せめて 悔い改めてくれればいいと 私はその人に
満面の笑顔を見せたい
やけに黙り込んでいるようね 気づけば悲しみに沈んでいた
大きすぎた負荷に安息を・・
今夜も垂れ下がる言葉から 体を患ってしまった
洗濯機の中は それでも回って 目眩がしてるんだ
醜い脈を追いかけて 今日は存在を拒む
まだ先にある呼吸を掴んで 無理に引き離そうとしてる
あなたは何を望んで 夢を見つめているのでしょうか？
されど亡霊は 枕元に顔を押し付けてから
反射的に濡らすも 疲れた目をする
・・・ 笑って ほしいな ・・・。
か弱い炎は ふとしたら消えてしまうから
私が あなたを 守ってあげたい
私が あなたを・・ ここで祈りを・・・
終わりの時は 悲しみが無いように
私が あなたを 灯していたい
私が あなたを・・ ここで祈りを・・・
過ちもまた 大人になってしまうから
それでも あなたは 生きていてほしい
私が あなたと・・ ここで祈りは・・・
亡霊は まだ心残りがあるようね
いつかは あなたに祈ってほしい
私が あなたに 祈っているみたいに
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