「世界収束日和」 | ヨシュアとカレブの散歩道

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ボカロP ニト。です。 自由に絵や詩を描きます。

 

 

世界は予め 僕らの事を睨んでいた

いつか終わる時に 暴れ狂うのを知っていた

価値のない日に だらしなく噛みついたまま

世界は困った顔で 仕方なしに収束する・・

 

記念すべき収束日和だ 

今日みたいな日は 唯一信頼できる酸素も

焦げた臭いしかしない・・

いくらでも夢に見てればいいさ がらんどうの幸福を

世界は最初から知っていた どうせこうなる事を

 

雨上がりの君の笑顔が眩しかった

 

今日は収束日和だ

 

 

世界はいつまでも 僕らの事を許していた

見え透いた嘘を 信じている振りをしていた

指先一つで消滅など 造作も無いまま

世界は目を閉じぬように 白い炎を捧げる

 

喜ばしい収束日和だ 今日みたいな日で

あっけなく息を絶つ仕草に 誰が何を祈った?

前から夢遊病を抱えて 何となく吊革に手を

世界は最後まで聞いていた 薄墨の溜息を

 

疲れて眠った君が 寄り掛かっていた

 

今日は収束日和だ

 

 

世界は何かしら 僕らが変わるのを待っていた

それを叶えてくれる者が・・ 

そこにいないのも知っていた

風邪を引いた僕らを 太陽は見つめたまま

世界は鮮やかに引き裂かれていくけど収束する

 

変わらない収束日和だ 

今日みたいな日が 水平線をなぞるなら

・・・暴力も致し方がない・・・

 

できれば夢のまた夢で この世界で幸福を

世界は最後まで見届ける ここにあろうとなかろうと

 

どんな日でも 君は美しかった

 

今日は収束日和だ

 

 

 

 


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