「植物人間」 | ヨシュアとカレブの散歩道

ヨシュアとカレブの散歩道

ボカロP ニト。です。 自由に絵や詩を描きます。

 

たとえば僕を憎む彼がいて

ナイフで胸を刺してきた

そんな時は 彼に手を添えて

優しく微笑んでから 終えるの・・

 

それでもし天国に行けたなら

彼の涙をすくって この空から落としたい

 

たとえば僕を愛してくれる君が

僕が死んだ後 そのナイフで

彼を刺すなら それを止めよう

・・君にだけしか見せない涙を流して・・

それでもし ありのままになれば

僕はそれで この上ない幸せだ

 

 

ある日の事故で 植物状態

病院のベッドに・・ 機械の友達に・・

それでも僕の周りに あなたがいるなら

決して見えなくても きっと笑っているよ

 

唯一の心残りは 強いて言うなら

”あの事故は僕のせい” 

とだけ言えたらな・・・

 

誰もが僕の存在を知らずに

一人どこかでいたとして

それでも誰かに 花でも摘んで

気づかれないまま いればいい

 

それで誰かが喜んでくれるなら

僕は一人でも 誰よりうれしいや

 

たとえば僕を嫌った彼女が

・・僕をさけて 見ようともしない・・

そんな彼女が いじめられた時は

この身をかけて 彼女を守るよ

それでも僕を嫌い続けても

僕はいいの・・・彼女が幸せならば・・

 

 

産まれてすぐに 植物状態

病院のベットで 始まりと終わりを・・・

それでも一生を使って 笑ってみせるよ

決してそこに あなたがいなくとも ずっと・・

 

 一つだけ 願い事が せめてこれだけ

・・・この世界が 産まれ変わってほしい・・・ とだけ・・

 

病院のベットに 地球儀の上に

僕らは植えつけられているようだ

点滴のような 雨を流して

自分の身だけ 腹いっぱいにしてる

 

植物人間の僕らは一体

地球儀の上で 何ができるかな

酸素マスクに 声を垂らして

息苦しくとも ・・・嘘をつくのは やめて・・・

 

 

ある日の事故で 植物状態

病院のベットに・・ 機械の友達に・・

その中で僕らは 大切なものを見つけなきゃ

決して見えなくても 知らなくちゃ

 

流してばかりの僕らでも 愛してくれるもの

あの日からの 尊い存在が いつまでも

僕らを照らしてくれていること

 

 

 


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