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まだまだ続く独り言

在米スポーツライターの雑記帳

最近ブログの使用法に悩み完全に放置状態でしたが、ちょっと考え方を改め、今日からは日々の取材生活で感じた取材後記をこの場で紹介していきたいと思います。

今日からブルージェイズの川崎選手の取材に回ることになり、ミネアポリスに来ています。

最近の川崎選手は先発出場の機会が激減しています。というのも、すでにプレーオフ進出が絶望的なブルージェイズは来シーズンを見据えた戦い方にシフトしているからです。そのためメジャー初昇格したゴーインズ選手を先発二塁手としての目処を立てたいため、彼の起用を最優先に考えているようです。そのため残り試合もほぼ途中出場に限られれくるでしょう。

とはいえ川崎選手は毎日元気に調整を続けています。打席に立つ機会が少なくなった分、今日もブルペン入りした先発投手に付き添い、打席に入り生きた球の目慣らしをしていました。もちろん全体の打撃練習前にもケージ内で早出の特打も行っています。

またチームの打撃練習中は遊撃、二塁で時間をかけて守備練習も行い、当たり前のことですが準備を怠っていません。取材する方もいつ出番がかかるのか試合状況を見ながら臨戦態勢を整えています。

ところで今日の試合前の監督会見での出来事です。あるベテラン記者が「2000年からの10年間でファンに最も愛された選手は?」という質問が出ました。監督は「ハラデイ(投手)だろう」と答えました。

続けざま記者から「それでは今の一番人気者は誰?」と質問が出ると、監督は間髪入れずに「カワサキだろう。ファンの反応をみれば誰でもわかるだろう」と答えたのです。

さらに記者から「じゃあハラデイとカワサキならどっちが上か?」との質問には、隣にいたチーム広報が口を挟み「ファンからの人気ということならカワサキは今までにない人気者だ」と断言しました。

出場機会に関係なく、川崎選手はすっかり地元トロントの人気者になっているようです。来週から1週間もトロントで引き続き川崎選手の取材をする予定です。最後に地元の川崎選手を取材したのは6月23日だったので、改めて自分の目でその人気ぶりを確かめてこようと思います。

今日はこの辺で…。