カードが二転三転して迎えた波乱の新木場大会。第1試合ではAAAWタッグ王者『マゼンタ』Maria&川畑梨瑚と、初タッグとなるウナギ・サヤカ&大空ちえが激突。走り込んでくる大空にカウンターのハイキックを叩き込んだ川畑が、キックの連打から3カウントを奪う。

 



 セミファイナルはハイビスカスみぃ・雪妃真矢・青木いつ希の3WAYマッチ。対戦カードに青木の名前を入れ忘れて発表してしまったことをネット上で陳謝していたマーベラス勢は、長与千種をはじめ全員が青木のセコンドにつき大声援。試合開始前から大きな青木コールが沸き起こる異常ムードの中、青木は雪妃を仕留めて見事勝利を上げてみせた。

 

 



 大会当日にZONESが発熱のため、また体調不良の宝山愛も欠場が発表されて、この日に行なわれるはずだったタッグリーグ公式戦2試合は、それぞれ相手チームの不戦勝に。2日前にデビュー3周年を迎えた宝山はリング上であいさつし、名前がコールされると紙テープを浴びた。

 

 



 タッグリーグ2試合が中止となったことで、メインイベントは彩羽匠&永島千佳世&セイディー・ギブスvs渡辺智子&桃野美桜&Chi Chiの6人タッグマッチに変更。時間切れが迫る中で彩羽と桃野が激しい攻防を見せるも決着はつかず、30分引き分けとなった。

 



 桃野は彩羽に対し「マーベラスのエース(と言われていて)、それがずっと気に食わなくて、その力も私を成長させてくれる理由でした。4月にリーグ戦決まってますけど、そこできっちり彩羽匠から勝ってやりますよ」と通告。彩羽は「いろんな選手がいなくなって生まれたマーベラス魂が今、見せられたんじゃないかな。次のリーグ戦、何がなんでも負けられない」と応じた。

 



『Marvelous in Shinkiba~AAAWタッグリーグ第3戦~』
◆2024年3月8日(金)東京・新木場1st RING(19:00)
観衆未発表


▼20分1本勝負
 Maria&○川畑梨瑚(13分44秒/ブラジリアンキック→片エビ固め)ウナギ・サヤカ&大空ちえ●
▼15分1本勝負
 ○井坂レオ(9分42秒/垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め)斎藤拓海●
▼15分1本勝負
 ●ハイビスカスみぃ(14分2秒/ダイビング・ボディープレス→片エビ固め)青木いつ希○
※もう1人は雪妃真矢
▼30分1本勝負
 △彩羽匠&永島千佳世&セイディー・ギブス(時間切れ引き分け)渡辺智子&桃野美桜△&Chi Chi

▼タッグリーグ公式戦・20分1本勝負
 ○彩羽匠&○永島千佳世(宝山の欠場→不戦勝)宝山愛●&セイディー・ギブス●
▼タッグリーグ公式戦・20分1本勝負
 ○渡辺智子&○桃野美桜(ZONESの欠場→不戦勝)Chi Chi●&ZONES●