お笑いトリオ東京03・豊本明長の妻で女子プロレスラーのミス・モンゴル(42)が、プロレスとアイドルを融合させた新団体スターダム★アイドルズに宣戦布告した。17年初夏に豊本と入籍したモンゴルは、同12月末に第1子となる女児を出産。昨年3月に“ママさんレスラー”として復帰したが、その後は育児に重点をおいて、マイペースでプロレス活動を続けてきた。しかし、子どもが1歳になったことを機に、本格復帰を決断。地元である北海道で「北海道プロレス」を設立し、2月2日には千歳・支笏湖温泉特設会場で旗揚げ戦を開催する。その一方で、新たなターゲットとして、スターダム★アイドルズを標的に定め、2月11日の東京・新木場1stRING大会に参戦することが決まった。


 モンゴルは「師匠である大仁田(厚)さんから声を掛けていただいたんだけど、スターダム★アイドルズって、中野たむの団体でしょ? あの子とは一昨年抗争したけど、まだ決着がついてない。だったら、たむとの決着戦を組んでほしいと思ってたんだけど、舞台出演のため欠場っていうじゃない? なめてんのか? たむがいないなら、アイドルズの新人メンバーと試合を組め! なんならハンディキャップマッチでもいい」と怒りの要求。17年4月、超戦闘プロレスFMWに、デビューして1年にも満たなかった中野を、大仁田が抜擢したことで、モンゴルは「カワイイから参戦というのは気に食わない。がんばってるブスは認めてもらえないけど、がんばってるカワイイ子がすぐ認められるのは許せない」と激怒。モンゴルは試合と関係ないところで、中野を2度、電流爆破バットで殴打し、負傷した中野が救急搬送されるなど、両者の“ブスVSカワイイ抗争”はヒートアップし、遺恨が深まった。同7月15日、東京・新木場で、両者はランバージャックデスマッチで初めて一騎打ちに臨んだ。試合はリングを取り囲んだセコンド陣が、いっせいに“カワイイ”中野に加勢。セコンドの一人に有刺鉄線バットで殴られたモンゴルがフォール負けを喫し、ひとまず決着がつく格好となった。


 その後、モンゴルは懐妊が分かり、産休に入ったため、両者の抗争は封印されていたが、スターダム★アイドルズへの出場が決まり、モンゴルの怒りが再燃したようだ。
「シングルマッチでは確かに私が負けたけど、それは理不尽な試合だったからでしょ。ほかのタッグマッチでは私が全勝してるし、たむとは決着がついたとは思ってない。だけど、今回たむがいないんなら、ターゲットは新人のアイドルズ。プロレスとアイドルを両立させるなんてなめてる!」(モンゴル)


 ただモンゴルには、どうやら別の狙いもあるようだ。「アイドルズにはカワイイ子がいっぱいいるんでしょ? ド新人とやってもまともな試合にはならない。たむはいないわけだし、私が見込んだ選手がいたら、スカウトしてキャットファイトに連れて行く! 人さらいだね。ファンも、その方が喜ぶんじゃない?」と仰天プランを口にした。キャットファイトとは、女子プロレスの原点ともいえるもので、お色気要素も取り入れた戦い。モンゴルは01年に設立されたCPE(キャット・パニック・エンターテインメント)で、選手兼プロデューサーとして活躍している。中野が不在のうちに、アイドルズメンバーが引き抜かれようものなら大変なことになる。果たして、スターダム★アイドルズは、モンゴルにどのようなマッチメークを用意するのか、注目が集まる。


※写真&記事提供:スターダム★アイドルズ


『スターダム★アイドルズ-3rd-』
◆2月11日(月・祝)東京・新木場1st RING(12:00)


◇出場予定選手
 スターダム★アイドルズ、大仁田厚、ミス・モンゴル、タイガー戸口、橋本友彦、HASEGAWA、雷電、太仁田ブ厚、怨霊、寧々∞D.a.iほか。
※中野たむは舞台出演のため欠場。

◇チケット料金
 特別本部席シート(特典グッズ&サービスつき/限定2席)=20000円
 最前列=6000円
 Aシート=5000円
 Bシート=4000円
 中高生シート=2000円
※小学生以下は無料(着席の場合は通常料金)
◇問い合わせ
 スターダム★アイドルズ info@stardom-idols.jp