プロレス、格闘技通で知られるタレント・関根勤(65)が故ジャイアント馬場さんに扮し、13日に東京・新木場1stRINGで開催されたスターダム★アイドルズ旗揚げ第2戦でプロレスデビュー。同団体への今後の参戦にも意欲を見せた。


 プロレスとアイドルを融合させた新感覚のエンターテインメントイベントを目指す同団体のリングに、関根が足を踏み入れた。関根は故馬場さんのモノマネで登場し、KENSO、吉江豊とトリオを結成。セコンドにはKENSOの夫人で、かつて日本人初のWWEディーバとして活躍した鈴木浩子・船橋市議を帯同。同団体のGM・中野たむ、アイドルズ新人10人(体調不良等のため5人欠場)withプパンダ(ラッキィ池田)と対戦した。


 関根は水平チョップ、16文キックなど、故馬場さんの得意技を繰り出して、アイドルズを圧倒。最後はなぜか、故馬場さんのライバルだったアントニオ猪木氏の必殺技・卍固めで中野からギブアップを奪い、デビュー戦を白星で飾った。試合後には、アイドルズのデビュー曲「Like a FIRE!!」にのって、メンバーともに踊って、勇躍リングを後にした。バックステージで中野とともに会見に臨んだ関根は「このイベントの素晴らしさがわかりました。かわいいアイドルの子が女子プロレスを目指してるって、いいですね。楽しかった。天国の馬場さんのスケジュールが合えば、また出たい」と継続参戦を口にした。旗揚げ第3戦(2月11日、新木場)には、同団体のプロデューサーである大仁田厚の参戦が決まったが、近い将来、関根との“夢の共演”が実現するかもしれない。


 また、興行を総括した中野は「今日は旗揚げ戦とは違った雰囲気で、まだまだ新木場は埋まらない。もっともっと稽古して、プロレスも強くなって、歌やダンスもうまくなっていけば、ファンを獲得できる。切磋琢磨して、もっとハチャメチャな興行にしていきたい」とコメントした。なお、中野はプロレスの試合、パフォーマンス、集客、グッズ売店の売上等で構成される「プロレス・ラブ・ポイント」上位6人を、小日向千、本日は晴天なり(補欠)、みたにあかね、上谷沙弥、住久凜、末吉桃子と発表。中野を加えた、この選抜メンバーが14日のスターダム・後楽園ホール大会のオープニングACTで、デビュー曲を披露する。


 この日の第1試合では、中野がミクスド3WAYマッチで、KENSO、吉江豊と激突した。
 KENSOは191センチの長身で、吉江は150キロの巨漢。大型の男子2選手相手に、たむもキックで必死の攻めを見せたが、体格差はいかんともしがたかった。中野は、KENSOの2発目の垂直落下ブレーンバスターでごう沈し、無念の3カウントを聞いた。
 中野は「前回に続きミクスドマッチでしたが、悔しい。何もできなかったというのが第一の思い。自分はアイドルズを引っ張っていかなきゃいけないので、自分自身をもっと高めないと。明日(14日)は白いベルトのタイトル戦(渡辺桃戦)があるので、今日みたいに悔しい思いはしたくない。笑って終わりたい。『これが中野たむだ』といえる試合をしたい」と話した。



 

『スターダム★アイドルズ2nd~戦いの始まり』
◆1月13日(日)東京・新木場1stRING(12:00)
観衆140人


▼ミクスド3WAYマッチ・時間無制限1本勝負
 ●中野たむ(8分11秒/垂直落下式ブレーンバスタ→片エビ固め)KENSO○
※もう1人は吉江豊
▼変則スペシャルタッグマッチ・時間無制限1本勝負
 ○ジャイアント馬場?〔関根勤〕&KENSO&吉江豊 with鈴木浩子(10分17秒/卍固め)中野たむ●&スターダム★アイドルズ10人 withプパンダ〔ラッキィ池田〕








※写真&記事提供:スターダム★アイドルズ