21日(金)16時より高円寺・AMPcafeにてシードリングが記者会見を開き、10・3後楽園ホール大会より始まる初代シングル王座決定トーナメントの公開抽選を実施。ベルトのイメージ画像が公開され、出場する8選手が意気込みを語った。





『SEAdLINNNG~d-HIGHER 2018~』
◆10月3日(水)東京・後楽園ホール(19:00)


▼ハイスピード6人タッグマッチ
 希月あおい&真琴&藤本つかさ vs 桃野美桜&高瀬みゆき&笹村あやめ
※ハイスピードルール。レフェリー:南月たいよう


 南月「今回このカードを組ませて頂いたのは、先日亡くなられたRayさんを偲ぶ試合をしたいなと考えまして…このメンバーが浮かんできました。特にあおい選手や真琴選手は昔『我闘姑娘』(ガトークーニャン)という団体でRayさんがいらっしゃる時にいろいろ練習を教えて頂いたりした関係性もありますし、ハイスピード常連の藤本つかさですけどハイスピードのベルトっていうのはRay選手と初代を争ったという、すごい思い入れが強いベルトだったので。形は違いますがハイスピードというこのシードリングでの大会に3人が入るっていうのは、すごい意味のあるカードになったと思います。対戦相手の3人も今とても自分が注目する若手の選手たちなので、また今までにないハイスピードが生まれるんじゃないかなと思って期待してます」


 ━━希月は最後の参戦となるが。
 南月「最後がハイスピードなんですけど、ずっとあおいちゃんは十代の頃から知り合いで…我闘姑娘に入った時に元が全日本女子プロレスにいたので、1人だった自分がみんなと打ち解けられるようにサポートしてくれたのが最初があおいちゃんだったんで。そんな頃から見てると、もう今年30歳? 一緒にハイスピードで思う存分、暴れ回ってほしいなと思います」


▼SEAdLINNNG BEYOND THE SEA・初代シングル王座決定トーナメント1回戦・時間無制限1本勝負
 中島安里紗 vs 山下りな


 山下「今回このトーナメントに参戦させてもらうにあたりまして、絶対に自分はこのトーナメントに必要な選手だと自分で思っております。なぜなら決勝で世志琥と当たるからです。まぁ、同じブロックになってしまいましたが…。最近ちょっと優しくなった中島をシングルで、とことんつぶすチャンスだと思ってます」



 中島「まずベルトができるって決まった時から出場するっていうのは自分の中で決めてました。やっぱりプロレスラーである以上、トップを目指すっていうのは当たり前のことだと思うので、出場も当然だと思います。あとは自分の中で結果ばかりを求めて、気づいたら中身がグラついていたっていうのを経験してきた中で、いろいろ積み重ねてシードリングに入って1年半。結果は後からついてくる…その“後”っていうのが、まさに今だと思ってるんで。自分にとってこのトーナメントっていうのは運命だなと思っています。対戦相手が山下に決まりましたが…なんですかね? 特にないというか。前回タッグのタイトルマッチで対戦した時に“中島を泣かせてやる”と言っていたんですが、印象にないどころか一滴の涙も流していないので。逆に10月3日、私が山下を泣かしてやりたいと思います」


 ━━このベルトを巻いたら、どのようなことをしていきたい?
 山下「まずはシードリングのパンフレットの表紙! にさせます。私がベルトを持って表紙ですね。防衛戦をやるとしたら、自分からどんどんこのトーナメントに参戦した選手を指名していきたいと思っております。勝っていけば一緒にタッグのベルトも上に上がっていくと思うんで」
 中島「プロレス界にたくさんベルトがある中で、ただ“トップ決めようぜ”って、そういうベルトにしても意味がないと思うので。プロレスにはいろんな形がありますが、華やかさ、上手さ…いろいろあると思いますが、強さのみを追求したベルトにしていきたいと思います。本当に強さの象徴であるべきだと思うので、ベルトっていうのは。私がしていきたいと思ってます」


 ━━これまでのシングルでの対戦成績は?
 中島「初…?」
 山下「初じゃないですね。たぶん3年ぐらい前にしたことがあります。お互いの団体ではないですけど。そのぐらい印象になかったんでしょうね、私は」
 中島「まったく記憶にないです」


 ━━隣りのブロックにいる中森華子を意識する?
 中島「やっぱりリング上でも言いましたけど、“メインで決勝で闘えたらメッチャおもしろいじゃん”って思ったんですけど…中森vs世志琥、どっちもやりたい。というかこのトーナメント自体、全員とやりたいっていうのが1番あるんですけど。対戦はしたいですけど世志琥にも借りを返さなきゃいけないっていうのがあるんで。どっちが来ても結果的に私が優勝するだけだと思うんで」


▼同トーナメント1回戦・時間無制限1本勝負
 世志琥 vs 中森華子


 中森「PURE-J無差別級チャンピオンの中森華子です。中森華子こそがPURE-Jであり、PURE-Jこそが中森華子です。私はPURE-Jを背負って全身全霊を懸け、このトーナメントに挑みたいと思っています。すごい刺激的な最強メンバーがそろったこのトーナメントで優勝することで、PURE-Jのチャンピオンが1番強いんだということを証明できると思っています。対戦相手の世志琥ですが過去にシングルで1度負けていて、いつ返り討ちにしようかとずっとずっと! 思っていて…。やっとやり返す日が来たと思って本当に清々した気分でいっぱいです」


 世志琥「自分は初代のシードリングのタッグのベルトを獲りまして、この間OZアカデミーのタッグのベルトも獲って、今かなりの上り調子だと思ってるんですよ。この調子でこのシングルのトーナメントもぶっちぎりで優勝して、自分がシードリングのシングル初代チャンピオンに輝いてやろうと思ってるんで。まぁ1戦目から負けることはできないんで。気合い入れていきたいと思ってます!」


 ━━このベルトを巻いたら、どのようなことをしていきたい?
 中森「シードリングのリングで、シードリングではない選手と防衛戦をやってPURE-Jコールを起こしたいと思っています。初代チャンピオンになるということで、すごい責任感も今から沸いてきましたし歴史を刻んでいくベルトなので。価値を高めていくためにも、いろんな選手と防衛戦をやっていきたいと思います」
 世志琥「自分はもう“初代狩り”をしたい! シードリングのベルト全部、初代を自分は獲りたいと思ってるんで。やっぱりこのベルトを初代で巻くのは自分しかいないと思うし、PURE-Jコールとかマジ勘弁なんで。自分が世志琥コールを起こしたいと思ってるんで、そこんとこヨロシク」


 ━━前回対戦したのはいつ?
 中森「2年以上前になるんですけれどもWAVEさんのリーグ戦です。その時はチャンピオンでもなかったし、ベルトも1度も巻いたことがなくて。なぜ自分が負けてしまったかをずっとずっと考えて、何をしていけばいいかもわからなかったんですけれども、いろんなことを経て今はPURE-Jの顔だと本当に自信を持って言えるので。全然、過去の私とは違うと思っています」

 ━━その時の中森と今を比べての印象は?
 世志琥「そうですね、別に絡むこととか全然なかったんで、それ以降。なので、変わったとかそんなの知らないですけど、シングルのベルトを巻いてるんで。自分が優勝した暁に、このシングルのベルト懸けて自分とやってもらおうかなと思います」