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 オフシーズンの恒例となった国内3大ツアーの対抗戦、Hitachi 3Tours Championship 2011(日立3ツアーズ選手権)が11日、千葉県のキングフィールズゴルフクラブを舞台に開幕。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)チームが24.5ポイントで、日本ゴルフツアー機構(JGTO)、日本プロゴルフ協会(PGA)の両チームに大差をつけ、2006年以来2度目の優勝を飾った。

 今回で7回目を迎えた同大会はチャリティを目的に男子、女子、シニアという国内3大ツアーが、日本“最強”ツアーの称号をかけて戦うチーム戦。JGTO、LPGA、PGAの3団体から6名ずつ選出され、総勢18名のトッププレーヤーが激戦を繰り広げた。

 第1ステージは、オルタネート方式のダブルス戦(1つのボールを2人が交互にプレー)3マッチが行われ、馬場ゆかり&横峯さくら組とアン・ソンジュ(韓)&佐伯三貴組が勝利したLPGAチームが8ポイントを獲得。昨年優勝のJGTOチームが6.5ポイントで2位につけ、PGAチームが3.5ポイントで追いかける展開となった。まず第1組では、JGTOチームの平塚哲二&池田勇太組が4バーディを奪い3ポイントを奪取。ところが、第2組でLPGAチームの馬場&横峯組が4つのバーディを奪って他チームを圧倒すると、第3組でもアン&佐伯組が上がり2ホール連続バーディで接戦を制して3ポイントを獲得した。

 シングルス戦6マッチが行われた第2ステージは、第1ステージでリード奪ったLPGAチームが、大山志保、馬場、笠りつ子、佐伯の4人が勝利しそれぞれ3ポイントを獲得。第5組で石川遼、芹澤信雄と対戦した横峯も、芹澤に勝ちを譲ったものの4バーディを奪うなど激戦を演じ2ポイントを奪取。第6組のアンも最終ホールでベ・サンムンに追いつかれ2.5ポイント獲得となったものの、LPGAチームが第2ステージで16.5ポイントを奪って圧勝を飾った。

 最終順位は、前年チャンピオンで日立3ツアーズ選手権連覇を狙ったJGTOチームがトータル16.5ポイントで2位。PGAチームはシングルス第5組で芹澤が石川と横峯を撃破するなど意地を見せたが、トータル13ポイントで最下位に終わった。なお、大会MVPにはLPGAチームの佐伯が選出されている。


【最終順位】
優勝:LPGA(24.5ポイント)
2位:JGTO(16.5ポイント)
3位:PGA(13.0ポイント)

【第1ステージ結果】
第1組
JGTO:平塚哲二/池田勇太 -4(3ポイント)
PGA:水巻善典/白浜育男 +2(1ポイント)
LPGA:大山志保/笠りつ子 -2(2ポイント)

第2組:
JGTO:ベ・サンムン(韓)/近藤共弘 E(1.5ポイント)
PGA:フランキー・ミノザ(フィリピン)/金鐘徳(韓) E(1.5ポイント)
LPGA:馬場ゆかり/横峯さくら -4(3ポイント)

第3組
JGTO:小田孔明/石川遼 -1(2ポイント)
PGA:室田淳/芹澤信雄 E(1ポイント)
LPGA:アン・ソンジュ(韓)/佐伯三貴 -2(3ポイント)

【第2ステージ結果】
第1組
JGTO:平塚哲二 -1(1.5ポイント)
PGA:フランキー・ミノザ -1(1.5ポイント)
LPGA:大山志保 -4(3ポイント)

第2組
JGTO:池田勇太 E(1.5ポイント)
PGA:白浜育男 E(1.5ポイント)
LPGA:馬場ゆかり -2(3ポイント)

第3組
JGTO:小田孔明 -1(1.5ポイント)
PGA:水巻善典 -1(1.5ポイント)
LPGA:笠りつ子 -2(3ポイント)

第4組
JGTO:近藤共弘 -2(2ポイント)
PGA:室田淳 E(1ポイント)
LPGA:佐伯三貴 -4(3ポイント)

第5組
JGTO:石川遼 E(1ポイント)
PGA:芹澤信雄 -5(3ポイント)
LPGA:横峯さくら -4(2ポイント)

第6組
JGTO:ベ・サンムン -4(2.5ポイント)
PGA:金鐘徳 -1(1ポイント)
LPGA:アン・ソンジュ -4(2.5ポイント)

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 【スポーツCatch Up】アン・ソンジュ(韓国)の2年連続賞金女王で幕を閉じた2011年の国内女子ゴルフツアー。11年12月13日には東京都内で日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の主催で「LPGA感謝デー」と題したパーティーが、各大会の優勝者らが集って盛大に実施された。

 席上、最優秀選手賞など各部門の表彰が行われたが、アン・ソンジュが2年連続で最優秀選手賞と平均ストローク1位を授賞したのをはじめ、平均パット数1位に宋ボベ、パーオン率1位に李知姫と、技術部門では韓国勢が総ざらえの状態。かろうじて、3年ぶりに復活優勝を遂げた大山志保が敢闘賞、女子ツアー通算50勝を達成した不動裕理が特別賞などを授賞したが、日本ツアーとしては寂しい限りだ。

 ■不安募る有村

 昨年はパーオン率1位で韓国勢に一矢報いた横峯さくらだが、今季は最近5年で2位以下になったことがないパーオン率は6位に低迷したこともあり、1勝にとどまった。3月の東日本大震災の発生で「元気づけられるプレーを心掛けたが、「逆に空回りの1年でした」と反省。オフは地元・宮崎で過ごし、「体力を付けたい」という。そして「取りたい賞? 平均ストロークですね」と話し「来年は1つでも多く勝てるようにしたい」と巻き返しを期す。

 今季、左手首痛などもあって24試合出場にとどまりながら3勝を挙げた有村智恵。7月のスタンレーレディースの初日には、約3万分の1の確率となるホールインワンとアルバトロスを同時に達成する快挙を演じた。これで勢いを得て3大会後のCAT Ladiesも制覇し、初の賞金女王かと期待を持たせたが、その後に左手首痛を発症し、何試合か欠場せざるを得なかった。それだけに来年は「とにかく丈夫な体で練習し、思い切り試合ができる体づくりをしたい」と切実だ。

 今は手首の治療に専念し「全くボールを打っていない」という有村。日常生活ではほとんど痛みはないそうだが「年内はボールを打たない」と語り、「1月に始動できたらいい」と複雑な心境を吐露。「毎年のシーズンオフより1カ月は遅れてスタートすることになりそうだ。様子をしっかり見ながら、(始動の時期を)決めていこうと思う。今のところ、開幕がどこになるか決めていない。(女子開幕戦の)ダイキンに出られたら良いというのが願い」と状態が心配される。

 ■饅頭1000個

 不安な日本勢に対し、今季11勝を挙げて来季も強さを示すと思われる韓国勢を含む外国勢。特に11試合の出場で2勝、ベスト10位内6度で賞金ランキング7位につけたフォン・シャンシャン(中国)は脅威だ。出場数が少ないため、各部門ランキングの対象外となったが、平均ストローク70・7937はアン・ソンジュを上回り、平均パット数は4位、パーオン率は1位に相当する数値を残す。侮れない。

 さらにアン・ソンジュ。来年も日本ツアーでの参戦を表明。「来年もゴルフだけじゃなく、人としても味のあるアン・ソンジュになれるよう頑張りたい」と決意を語っていた。

 あるゴルフ関係種からこんな話を聞いた。女子の最終戦、LPGAリコー杯でのこと。アンはすでに2年連続での賞金女王を確定していた。その感謝の気持ちもあったのだろう。テレビスタッフやゴルフ関係者にまんじゅうを配ったというのだ。その数は1000個ぐらいに上るとか。並大抵のことではない。「気を遣ってくれる人」とアンの知られざる一面を明かしていた。

 韓国勢が強い米女子ツアーでもそうだが、どうしても自国の選手の活躍を期待するのがギャラリーの身上だ。「どうせまた韓国人選手が勝つんでしょ、とトーナメント自体の魅力が冷めている」と話す関係者もいる。その一方で、女子の平均視聴率が前年と同数の7・1%だったことをとらえて、「韓国人選手が勝っても、いい試合をしていれば視聴率は悪くない」とみる関係者もいる。

 韓国人選手は男女ともに、来日して日数がたっていないにもかかわらず、日本語を話す選手が実に多い。たとえば、日本人が韓国へ行って半年でどれほど韓国語を話せるようになるか。日本が長い李知姫や全美貞などは流暢に日本語を話す。「アン・ソンジュの気遣いや、日本に溶け込んでいる選手もいるのに、その魅力をテレビが伝えていない。テレビ局にも責任はある」と自戒を込めて話すテレビ局関係者もいる。

 今年、韓国ドラマを放送し過ぎると批判を受けたテレビ局もあるが、「韓流ブーム」は基本的に衰えたとは言えないのではないか。「ゴルフの韓流ブームと思ってやりたい」と来年の取り組みを語るテレビ局関係者。そこには、やはり強い日本選手がいてこそ成り立つものは大きいはずだ。来年こそは奮起を期待したい。

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 28日に死去した男子プロゴルフの杉原輝雄さん(享年74)が、2013年までに「日本プロゴルフ殿堂」に入ることが29日、有力になった。10月下旬に設立が発表された同殿堂は、日本ゴルフツアー機構、日本プロゴルフ協会、日本女子プロゴルフ協会が共同で発足。ゴルフ界の発展に貢献した選手を年3~5人程度選び、来年2月に最初の殿堂入り選手を発表する予定だ。

 関係者によると、資格の1つである終身シード(ツアー25勝以上)を持つ杉原さんは、尾崎将司(64)、青木功(69)、樋口久子(66)、岡本綾子(60)とともに、2013年殿堂入りの「最優先の候補」として名が挙がっている。他界したことで、12年の殿堂入りが検討されている故人の候補者(戸田藤一郎氏、宮本留吉氏、中村寅吉氏)の中にリストアップされる可能性もあるという。

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