どうもまた無沙汰をいたしておりました。岐阜と愛知にまたがる旅から帰ってまいりましたが、なんともひっさしぶりに東海道新幹線に乗ったのでありますよ。東京から出かけるのであれば東京駅から?かといえば、さにあらず。出発は新横浜であったのでして。

 

今年2023年の3月に相鉄(相模鉄道)と東急が双方から新横浜に延伸して直通した結果、立川を出発して南武線で武蔵小杉で東急線に乗り換えますと程なく新横浜に到達、これは便利と考えた次第です。予て八王子から横浜線経由で新横浜発着の新幹線を利用したことはありますが、それに比べても格段に便利になったといいましょうか。

 

さりながら落とし穴はあるもので、相鉄・東急の新横浜駅は地中深く深く潜ったところにあるのですな。まかり間違っても大きな荷物があるときに、階段利用は禁物かと。

 

ところで、東海道新幹線のホームにたどり着いてみれば、なんとまた(長崎に行く際の羽田空港さながらに)修学旅行生で溢れかえっておりましあなあ。通常運行の間に団体列車が挟まったりもするくらいで。

 

 

時刻表を見るに、次から次へと発着する東海道新幹線。ひと頃よりも一段と本数が増えたのではなかろうかと。このたびも例によってJR東海の「ぷらっとこだま」というプランを使ったのですけれど、途中駅でのぞみやひかりにばんばん抜かれることは承知していたものの、ほとんどの駅で通過待ちがあるという次第であったのですな。それでも、新横浜から名古屋まで2時間半たらずとは、こだまとはいえ700系車両が使われている賜物かもしれませんですねえ。

 

 

で、12時ちょいすぎに名古屋に到着する直前、その後の移動をスムーズにとばかり、新横浜駅で調達した駅弁をsh中で食したわけです。我ながら、ずいぶんと安直に食いついてしまったなあと思うのはこちら、「東海道新幹線弁当」でありましたよ。

東京江戸前定番の味「深川めし」「穴子蒲焼」から始まり、静岡の「黒はんぺん」、名古屋ご当地食材「みそかつ」など、東海道新幹線沿線のご当地食材と味わいをイメージして盛り付けたお弁当です。

 

 

という具合に東海道各所の名物を盛り込んだものとなっているわけですが、ところ変われば品変わるというのは、何も食べ物に限ったことはありませんですね。

 

名古屋駅で降りて、ちと寄り道と名古屋市営地下鉄東山線に乗り込もうとした折、待っている人の少ないあたりに並ぼうとしたところ、女性専用車両の表示が目に入ったのですな。ただ、すでに時刻はお昼過ぎなれば、もはや誰が載ってもよいころ合いとなっておろう…と思ったところが表示の内容をよく見れば、名古屋の女性専用車両は終日扱いが変わらないようで。つまり、女性専用車両といえば一日中女性しか乗ることができないということであると。東京から来た出張男子などはついうっかり東京のつもりで…ということがあるやもしれず。

 

さらに、寄り道の後に千種という駅でJR中央線に乗り換え、美濃焼の里方面に向かう途次、電車内のアナウンスにまた「?」と思ったのでして。アナウンスの曰く、「ドアが閉まります。お注意ください」と言っているのですな。最初は聞き間違いかと、その後に何度耳を傾けての「お注意ください」と。東京だったら、絶対的に「ご注意ください」だと思うのですが、敬語というか丁寧語というか、「ご」と「お」が相互乗り入れしているケースはままあるも、どうしても耳馴染みの言い方と異なる場合にはぴくんとしまいますなあ。

 

ちなみに、その後に名鉄に乗りましたら「ご注意ください」と。中京地区というか東海地区というか(ちと大括りに過ぎるかもですが)、そのあたりの人たちにはどちらが馴染むのでしょうかね…。

 

とまれ、そんなこんなでもってたどり着いたのは岐阜県多治見市。本来なればもっと早く来ていたかもしれない場所ながら、全国的にも多治見の暑さは知れ渡っておりましょう。でなわけで、ようやっと訪れた秋のほどほどによい季節になってたどり着けたという次第なのでありますよ。この後は(しばし長崎のお話と二本立てで)岐阜と愛知のお話がしばし続くことになろうかと思っておるというところです。どうぞよしなに願います。