長野県富士見町のお話もまだ続いておりまして…。
井戸尻考古館と富士見町歴史民俗資料館とを訪ねた後、昼飯がてら立ち寄ったのがこちらです。
「KAGOME野菜生活ファーム」という、元々はトマトケチャップで知られた食品メーカーのカゴメが、
その後、健康志向を打ち出して「野菜生活」なる野菜ジュースを商品化したのはご存知のとおり。
まあ、トマトケチャップという、いかにもアメリカ的なる代物(昔は憧れのアメリカも今では不健康の象徴?)よりも
打ち出す方向性に誤りはないでしょうなあ。食生活の変化は野菜不足として喧伝されるようになっていますしね。
個人的にはわりと野菜を摂っている方であろうと思っていたわけですけれど、
建物内に入って早々目に留まったのが「あなたの野菜摂取レベルは?」という体験コーナーでありましたよ。
「ベジチェック」なるもので計測してみて、愕然とする数値が示されたのでありまして…_| ̄|○。
上の表によりますと、少なくとも7.0~8.0あたりが望ましいようなのですが、5.3とは…。
ご丁寧にも「野菜をたくさん摂っているのに数値が低く出た方…」と説明が添えられており、
「喫煙、アルコール摂取、ストレス等はありませんか?」と。
どうやら「生活習慣の影響で野菜摂取レベルが下がることがあ」るということで、
見事に当てはまっておりますな。これを改善しない(改善するつもりがない)と、
普通並みになるにさらに野菜をがっつり摂ってくださいということになりましょうか。
それならば、カゴメ「野菜生活」を飲んだ方が手っ取り早いですよとまでは言われてはいませんが(笑)。
ともあれ、それでは早速に野菜を補充して…と併設のレストランに入り込みますが、
基本的にイタリアンであるようで、メインはパスタとピザなのですなあ。
果たしてこれで野菜たっぷりと言えますかどうか…ではありますが、
使われているのは建物裏手にある広い農場からもたらされるようで。
いわゆる畑然とした広がりもある一方で、時節柄、見学はかなわなかったですが、
あたかも農場ならぬ野菜工場のようなところもあるようで。
このビニールハウス(?)の中では、折がよければ
ひと粒のタネから10,000個の実をつけるトマトの木が見られるのだとか。
まあ、トマトの木とはいっても、畑の手伝いで見て知っているとおりにトマトは果樹ではなくて草なのですけれど、
10,000個がたわわに実れば木と言いたくなるのもわからないではないですね。
農園内では野菜の収穫体験などもできるようになっているということで、
かなり子供を連れた家族旅行がてら立ち寄ったという人たちが多かったような。
ま、どんな製品であっても、大人の社会科見学として考えても楽しいものなのですけれどね。