いいお天気過ぎて、時折急に雨雲が発達してしまったりするGWにあって、
どこへとて出かけるあてもない中、自宅にこもり切りというのもなんですので、
できることはといえば「孤独のグルメ」でもありましょうか。
先頃にも、海外にでも出かけたつもりであちこちの国の料理を食しに出かけておりましたが、
このほど出向いたのは自宅から徒歩で行けるという、実に地味なロケーションにあるギリシャ料理の店でして。
過去2度ほどランチに立ち寄ったことがあるものの、平常時のランチ・メニューは要するに洋食?という感じで、
ことさらギリシャ料理であることを意識できずにおりましたが、今回は店の側でも考えることは同じなようす。
ランチは「Greek Lunch スペシャル」として「海外へ出かけた気分に少しでも…」と書き添えてありました。
ようやっとギリシャ料理らしいものにありつけるかなと、
オーダーしたのはBランチ…と言ってしまうと、単なる定食屋みたいですけどね。
ギリシャのオーブン料理と書かれてはいますけれど、「これはもしかしてムサカ?」と尋ねれば、まさに!と。
同店のHPにも「ギリシャの家庭料理の定番。茄子とポテトのギリシャ風ミートグラタン」と紹介されていますように、
もっとも知られたギリシャ料理でしょうから、一度は押さえておこうと思ってはいたものでして。
まずサーブされたのはギリシャ風サラダ、ブラックオリーブがいかにも地中海という印象の上、
フェタチーズが散らしてあるのがギリシャらしいところ。
塩味が強いと聞いていましが、さほどでもなかったですなあ。
続いてメインのムサカ登場。要するにナスのグラタンといったところで、
ミートソースの味はイタリアンな印象ながらひと味、エキゾチックな風味が漂うのですよねえ。
詳しくないのではそれが何によるのかは分かりませんけれど、ともあれ添えられた自家製パンと
とてもよい相性となっておりましたですよ。
で、こちらはデザートのピスタチオ・アイスクリーム…と、
いつもであればご当地系のビールを食事のお供にしていたりするところながら、
こちらにはあいにく日本のビールしかおかれておらず、
それ以上に今のところはアルコールの提供は控えておられるようすでもありました。
ちなみにここのお店の名前「SHUPOUL(シュポール)」とは、店のドリンクメニューによりますと
「ヨーグルトリキュールとレモンの甘さと酸味のあるカクテル」の名であるとか。
ギリシャはヨーグルトでも知られるところですから、ビールが無ければこちらをと行きたいところでしたが、
それはまた改めてということに。
ま、そんな感じでひとときの散歩かたがた、「孤独のグルメ」ならぬ「孤食のグルメ」に及んだものでありました。