ということで、山梨県北杜市の「ハイジの村」を訪ねたと申しましたですが、

実はこの施設、山梨県立フラワーセンターという名称でもあるということなのですなあ。

看板にも、何ともさりげなく添えてありまして…。

 

 

アニメ「アルプスの少女ハイジ」にまつわるあれこれと混然一体となって、たくさんの花々が咲き誇る場所でもあったのですなあ。

もっとも訪ねたのは11月で決して好シーズンではありませんから、入場料(大人)の方も4月から10月が710円(充分安いですが)、

3月11日から31日までと11月、12月は260円、1月から3月10日までは何と無料!てな具合。

個人的には、どうもこの手の施設を訪ねるのに時季外れであることが多いめぐりあわせではありますなあ…。

 

とまれ、なるほど料金なりのようすを呈してはおりました園内、

ハイジから離れて、すこしはフラワーセンターらしき印象も残しておこうかと思う次第でございます。

 

 

広がりで捉えますと、どうしても花がまばらのように見えて寂しいものですから、

ついついクローズアップしてしまいましたが、そうした視点で見れば何とも健気に咲いているような。

 

 

 

 

 

しかしまあ、バラが咲いている辺りを称して「お妃様のバラ園」とするとは、

やはりハイジとは関わりないところでもあるような気がしたりも。

「県民に花とふれあう機会と自然に親しむ場を提供するとともに、花き生産の振興に資することを目的として設置」された

山梨県立フラワーセンターというのが、そもそもでしょうから、まあ、ハイジはトッピングでもあろうかと。

 

ちなみに(いくら眺望がいいとはいえ、ロケーション的には難しかろうと思えばやはり)県立の施設ながら

指定管理者制度による民間委託がなされているそうで、その委託先が桔梗信玄餅で知られる桔梗屋であると。

園内にこれでもかと桔梗屋商品の幟旗などがあるのは、そういうことだったのですなあ。

 

それはともかく、フラワーセンターながら花の少ない季節柄、やはり目がとまるのは紅葉になりましょうか。

紅葉の具合は入園料の変動にまったく影響していないですけれど、時季なればなかなかに目に彩なものでして。

 

 

 

 

見事な眺望と紅葉、そしてハイジの世界。地方の観光振興の一端を考えたりするところでありましたですが、

それなりに楽しめた施設の出口はこちら…でありました。