ひと晩明けて、再び徳島駅前に。
ドライバー担当がレンタカーの手続きをしておるときに便乗者は暇ですから
駅前広場を少々ぶらぶらしていたのでありますよ。
すっくと伸びたこれは、パームツリーですか。
妙に南国情緒を醸してますが、徳島ってそんなに南なのでしたか…?
確かに関東などよりはずっと南ですけれど、いささかなりとも瀬戸内の温暖さに
預かっているのかもですなあ。
ともあれ、徳島と言えばおそらく誰もが思い浮かべるもの。
これでありましょうね。
そうそう、阿波踊り。ちょいと前にNHK「ブラタモリ」で徳島を取り上げた際にも
お題が「阿波踊り」となってしまうくらいに有名なわけですが、
地形や地質にこだわる番組で「なぜ阿波踊り?」と思うも、
しっかり阿波踊りの成り立ちには地形が関わっていたのですよね。「ふむふむ」です。
駅前の阿波踊りオブジェにはかようなものも。
「このレインボーカラ-はもしかして…」と思ったとおりに、
「虹のアーティスト」靉嘔の作品でありましたよ。右下に「Ay-O」とサインが入ってます。
と、先の像とこちらの靉嘔作品とを見比べてみていかがでしょう?特に手つきです。
銅像よりも絵画の方がクリアであるとしても、後者の方が断然シャープに見えようかと。
そして、今現在、阿波踊りとしてイメージするのはもっさりした前者よりも
シャープな後者ではありませんでしょうか。
…と、この話は全くもって「ブラタモリ」阿波踊り編の受け売りになりますが、
阿波踊りも本来的には盆踊りであって、あちこちの盆踊りで見かけるように
みなさん、ひらひらと踊っていたらしいのですね。
それが今見るようにシャキっと揃ってスタイリッシュな踊りに変わったのは
さほど昔でない、30年ほど前のことなのだとか。
徳島と言えばとにかく昔ながらのこれと思う阿波踊りも大変革を遂げていたのですなあ。
ところで、徳島駅前のバスターミナル越しにかような看板を見かけました。
「阿波の香り すだち酎」とありまして、かつてはよく飲んだこのお酒、徳島だったのかと。
先の「ブラタモリ」でも「徳島の特産は?」と出された問いに
林田アナが「すだちですか…」と答えるほどに名産品なのでありましょう。
駅前をふらふらしておりますと、「徳島を代表する柑橘類」と紹介がありましたですよ。
とまあ、そんな見聞、もの思いのうちにレンタカー発進の準備は整い、鳴門へ向けて出発。
途中のことはそっくり飛ばして、小一時間ほどの後に「あれが大鳴門橋であるか」と。
それにしてもお天気が優れない。その上、GWだということをひしと感じさせる状況が
この先に待ち構えているのでありました。