さて、オランダのアムステルダムからドイツのベルリンにやってきました。
移動日はテーゲル空港からバスでツォー駅(動物園駅ですな)へ出、乗り換えてホテルへ。
ホテルお隣のチャイニーズでさくっと夕食を済ませて、一日の終わりでありました。
ですが、ベルリンで滞在した「Holiday Inn Express Berlin City Centre-West」、
彼の地の在住者がリーズナブルな宿泊代を目して予約してくれたホテルですけれど、
お隣にチャイニーズレストランがあるということも何等か関係しているのか、
チャイニーズのビジネス客らしき人たち(やっぱり団体っぽい)がわんさか。
加えて、コリアンのやはりビジネス客らしきグループもちらほらという状況でありました。
かつて「ホリディ・イン」は高級とまでは言わないまでも
そこそこリゾート地などでいいところにロケーションを構えて
それなりの存在であったのではと思っていたのでありますよ。
ですが、どうやらインターコンチネンタルの傘下となってからはより安価指向の客層向けに
位置付けられたのでしょうかね、時にホリディ・イン・エクスプレス」は完全に
日本でいうところのビジネスホテル(海外のエリートビジネス客のイメージでなくて)に
特化した存在でもあるようですなあ。
と、そのようなホテルでは(日本のビジネスホテル同様)朝食が付いているわけですが、
大したものではないので飽きが来たのか、最初からここの朝食をあてにしていなかったのか、
さきほど触れたコリアン・ビジネス客の方々ですが、朝食会場にこぞってカップ麺を持参なさる。
次々とポットのお湯を注いでいくので、欧米系の宿泊客が紅茶でもと思っても、
ポットは空という状態が繰り返されておりましたよ。
そして、想像に難くないところと思いますが、カップ麺というのは
(食べ物ですのでくさいとまで言いませんが)はにおいますよねえ。
それこそ朝食会場が「辛ラーメン」のにおいで満たされるかのようでありました(笑)。
とまれ、そんなことから始まったベルリンの朝でありますが、さっそくに町中へと行動開始。
基本的にはベルリン在住者の案内に任せることなっており、
まず連れていかれたのはヴィッテンベルガープラッツ駅、
かような広場の下にある地下鉄駅ということで。
つい前日まで古風なファサードを持つレンガ造りの建物の多いアムステルダムにいましたので、
それに比べるとずいぶん都会に来たなという印象ですが、
ヨーロッパでそれなりの景観をと思うならばやはりベルリンではないだろうなと
思うにところでありますよ。まあ、何しろ空爆でぼこぼこされたベルリンですものね。
ですから、近代的ではあってもどこも変わり映えのしない大都市の景観はそこそこに
時折現れるランドマークには都度目を向けようと思いますが、
ここは続々と地下鉄駅に吸い込まれていく通勤客に紛れて、まず構内へ。
そこからベルリン巡りの一日が始まるのでありました。