オランダ・アルクマールのチーズ市 に出かけていきまして、

計量所の中を覗いてみようか…ということころからの続きでございます。

広場からチーズが運ばれてくるのを待つ計量所の男たちもなかなか屈強そうですな。




秤も大きければ分銅もまた大きい。中には「25Kg」と刻印されているものも見えます。
つうことは、やはりチーズ運びのおじさんたちはかなりの重さのチーズを

運んでいるということになりますなあ。


あ、チーズ市とはいえ本当のマーケットではなくして今では観光客向けの

パフォーマンスになってはいますから、実際にチーズを買おうと思うと
周辺に立ち並ぶ屋台を覗くか、土産物店でということになりますね。



もっともよく出来たもので(?)計量所の建物で、

先に見た秤のある場所(本当の意味での計量所でしょうか)以外はおそらく

事務所スペースや倉庫といったふうであったろうかと想像するわけですが、

今では秤のある場所の奥側にはギフトショップ兼観光案内所があったのですなあ。



でもって、ギフトショップ兼観光案内所の2階、3階は

Hollandskaasmuseum(オランダチーズ博物館)になっておるようで。

大きく成長した「フランダースの犬」のアロア(のような)のお招きに預かり、

チーズ博物館にも入ってみることにいたしましたよ。


“Wij gaan naar het lekkerste museum van Nederland!”
(We are going to the most delicious museum in the Netherlands!)

こんなふうに呼びかけられておりますし。



ところで、アルクマールを訪ねる日本人は果たして多いのか、少ないのか。

まあ、中国からの観光客に比べれば断然少ないのでしょうなあ。

ギフトショップの出入りの際にはにっこにこの笑顔で

「您好!」「再見!」と声を掛けられましたから。


そんなことから日本人の来訪は少ないのだろうと踏んだのですが、

一方でチーズ博物館の中では、昔ながらのチーズ作りなどを紹介するビデオ上映に

なんと日本語バージョンが用意されていたのには、いささかびっくりしたわけで。


たまたま声を掛けてくれた係のおじさんが

「オランダ語?ドイツ語?英語?」てなことを尋ねてきて

「(その中から選ぶなら)英語で」と返答したところ、「日本人?ならば…」と

日本語上映にしてくれました。やはりここは日本語版にしてもらって、

昔のオランダのチーズ作りをする農家のようすがよおく理解もできましたですよ。


で、館内のようすですけれど、まあ、これだけ見たのでは

チーズならぬチープな感じに見えましょうか。




その実、ボタンを押して説明を聞くといったものを含め、

インタラクティブな装置が装置が館内各所に置かれてそこそこ楽しめるところでありましたよ。


オランダでいちばんおいしい博物館との触れ込みだけに

入場の際にもらえる(ミントチョコくらいの大きさの)チーズをおいしくいただきながら見て回る。

味わいでまたイメージの広がるアルクマールのチーズ博物館なのでありました。