ほぼ一日をワーテルロー で過ごして戻った晩はベルギー滞在最後の夜でありました。 

これまでのところで滞在中の食事に関する話題には触れたり触れなかったりでしたが、

最後の最後になってどうにも「魚を食そう」という思いがむくむくと湧いてきて、

ホテル近くで何とか見つけた魚を食せる店に入り込んだのですね。



おそらくは夜も賑わっているであろうグランプラス周辺からちょいと外れただけでこの落ち着き。

ですが、しっかり「ああ、ヨーロッパだのう」という街並みであることがいい感じなわけでして、

お店は写真の左側、「Big Mama」とはアメリカの田舎のダイナーみたいな名前ですが。



店内には辺りを写した古い写真(向きとしては上の写真の右手奥から撮ったものですね)が

飾ってあったですが、基本的になんも変わっとらんなあと。

そんな店内をきょろりとしながら、晩飯の出てくるのを待ったのでありました。


Duo de solettes meunières, salade et pommes frites@Big Mama


一見したところでは、フリットの山としか識別できないかもしれないところが、

「Duo de solettes meunières, salade et pommes frites」というひと品ですので、

ちゃあんと魚が皿の両端から顔を覗かせておりますよ。


そうそう、ブルッヘからブリュッセルに移動してからやたらにフランス語が増えた感ありで、

フランス語の予備知識に乏しいものとしては「ん?!」と思ったりすることも。

ですが、このメニューがおそらくは「ヒラメ(系の魚)のムニエルふた切れ、サラダとフリット付き」

という想像くらいは辛うじて。幸いにして、予想通りにおいしく魚を食することができました。



と、今回もまた食事のお供にはビール。何せベルギーはブランド数が多いだけに

どこのお店でもまだ飲んでいないというもので出くわすものでして。


ブランドごとにグラスが変わるのもまた、ブランドの個性なのですよねえ。

ウェストマールはトラピスト・ビールの代表格ですけれど、、

国際トラピスト会修道士協会(ITA)が認定するトラピスト・ビールの醸造所は現在11カ所。

そのうち6カ所がベルギーにあって、ウェストマールはその一つということになるようです。


シント・ベルナルドゥスの方も元来は修道院で醸造されていたもの。

独自のレシピと名前はそのままに修道院外で造られているので、

トラピスト・ビールとは言いませんが。


フルーティーとはよく使われる言葉ながら文字通りにフルーツの香りが漂う中に

苦みやスパイシーさがそれぞれの個性を醸している。

この世界にはまり込む人たちもおりましょうなあ。


ところで落ち着いた一角で食事をとった後、

ふとグランプラスの方はどんなことになっておろうかなと足を向けてみることに。



やっぱり結構な人出がありましたですなあ。

当然にして前日に終了した「Belgian Beer Weekend 」の設えは片づいていて、

すっかり本来の広場に戻っていました。




とまあ、そんなこんなで夜のブリュッセルを少々探訪しつつ、

ベルギー最後の夜は更けていくのでありました。



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