…ということで、群馬県の高崎に行ってきました。


高崎 は今年の2月にたっぷり見て回ってきてますので「また高崎…」という思いと

そうは言っても「展覧会、見たいしな…」という思いが錯綜するうちに

展覧会の会期はどんどんと過ぎゆくばかりであったわけですが、

そんな折も折、「高き彼物」(たかきかのもの)という芝居をご覧になった方のブログに接し、

ちょいと背中を押されることになったのですなあ。


と、いったい全体この芝居と高崎とがどう関わるかですけれど、この芝居のタイトルはそも

「屑たばこ集め喫へれど志す高き彼物忘らふべしや」 という歌から取られておりまして、

その作者が吉野秀雄 という歌人。高崎の出身で、先の高崎行でも触れていたという。


だもんですから、「高き彼物」そのものは見い出せないであろうものの、

作者の出身地である高崎を訪ね、秋の高いを空を眺めやるのもいいかなと。

もちろんお目当ての展覧会に立ち寄るのは外さずに、ですけれど。


で、前回とはまた違った高崎を歩いてきたあたりを(展覧会場たる美術館は再びになりますが)

書き記しておこうと思ったときに、結果的に巡ってきたところから考えてみますれば、

このほどの旅は「高崎観音山紀行」ということにしようと思い至りました。


黙っていても「そりゃ、高崎といえば観音様くらいしか見ることないでしょ?」となるやもですが、

その観音様のある観音山(おそらく高崎最大の観光ポイントながら、前回は行ってない)に加え、

もうひとつ別の観音山の方にも行ってきたものですから。


早速にももうひとつの方の観音山の話から書き起こして参ろうと思っておりますので、

例によって地味なところを巡ってきたあれこれ、ご覧になってやってくださいまし。


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