今シーズン早速の風邪をひいて云々と言ったのは、すでに一週間も前のお話。
されど、この風邪といいますので、極端に悪化するでなく、かといって快方に向かうと思うと
一進一退を繰り返すてな状況。
だもんで、加減によってはふらりと出歩いてしまうと、
翌日以降はどうもすぐれず…だったりしたものですから、
絶好のお出掛け機会であった連休はごろごろうだうだして過ごしたですが、
それでも抜けきらないとは実に困ったものでありますね。
風邪のシーズンはこれからが本番でしょうから皆さまもお気をつけいただくとして、
そんなごろごろ過ごす中で、「知らなかったなぁ…」というお恥ずかしい話をひとつ。
たぶん、いい大人だったら知っていることなのだろうと思いつつ。
何かと申しますれば、それは「綿」のことでありまして、
英語で言えば「cotton」、つまりアメリカ南部のプランテーションでおなじみの?綿花からとれる、
そういうものだと思っていたわけです。
ところが「綿」という言葉は、Wikipediaの記述を借りれば
「繊維、または繊維状のものが絡まりあってひとまとまりの状態になっているもの」
ということで、素材がどうあれ、「綿」と言ってイメージする形状にあるものを指すとのこと。
ここで肝心なのは素材がどうあれということでありまして、
必ずしも綿花から出来るものと限った話ではない。
で、「ほぉ~!」と思ったのはこの先ですが、
「真綿」という代物は(綿花は全く関係なく)蚕の繭が原材料で、
それをいわゆる綿状にしたもの、それが「真綿」であると。
で、これとは全く異なる、普段「綿、綿」と言ってしまっているものは、
綿花が原材料である「木綿」であって、「木綿」と「真綿」は縁もゆかりもない。
(ちなみに真綿は英語でcottonでなくて「floss silk」というそうな)
パッと見の見た目がに似ている(何せ綿状ですから)だけのようで、
例えて言えば、アイスクリームとシャーベットの違いと言いましょうか。
いやあ、長い間、人間生活やってますが、知らないことって本当にたくさんありますですね。
改めて、そうしたふうに思ったとなれば、連休のごろごろも無意味ではなかったかと、
自分を慰める秋の一日であります…。