いささか唐突に出かけた感のある熊本から戻ってまいりました。
3連休を有効活用された方々はかなり用意周到であったのでしょうか、
一日前倒しにして何とかフライトを確保した…とまあ、そんな具合でありました。
もしかすると前にも触れたやもしれませんですが、
数十年の歳月を生きてきて、日本国内47都道府県のうち、
地に足をつけたことのないところが10県、残っておりました。
新幹線で通り過ぎただけなんつうのは省いて、
何らか意図をもってその県内にちゃんと足を降ろしたところを数えて、37都道府県。
で、熊本も地に足をつけたことない1県であったわけですが、
今回「だから、熊本」ではなく、あくまで友人との語らいの中での熊本であったわけです。
まあ、結果的には残り9県になったですが。
ところで、その熊本でありますけれど、
「るるぶ」やら「まっぷる」やらを始めとするガイドブックを見ますと、
必ずといっていいほどメインは阿蘇に置かれているのですね。
阿蘇のお楽しみにたっぷりとページを割いて、熊本市内なんぞは
熊本城こそちとクローズアップされるものの、
その他市内の観光施設などはごくごくわずかに紹介されている程度。
むしろ、熊本ラーメンとか馬刺しとかグルメ系の紹介の方に重点が置かれているような。
そんなこともあって、初めて熊本に降り立つに際しては
やっぱり阿蘇てなふうにも思いましたですが、折悪しく8月30日以来、
噴火警戒レベルが「1」(平常)から「2」(火口周辺規制)に引きあげられたままの状態。
ですので、あんまり近付けんのかなと、今回は見送ったのでありますよ。
北ドイツに行っているときには、アイスランドの火山が噴火しそうとかいうことで
ひやひやしたですが、熊本行きにおいてをやでありました。
実際、熊本空港の展望デッキから見たときに
「ありゃあ、雲というより、もくもく噴き出してるっぽい」というのが見えたのですよねえ。
(そも方向的に合っていないとすれば、単なる気のせいですが…)
とまれ、そんなこんなでガイドブックに情報の乏しい(その点、何だか北ドイツと一緒です…)
熊本市内をぐるぐる回ったんですが、印象としては「こんな、いろいろあんの?!」てな具合。
その辺りをですね、
中途になっている北ドイツ紀行と並行して記して行こうかと思っておりますですよ。
なんだかすっかり紀行ブログ化してますけれど…。