始まる前は、連休、連休…と少々浮足立つところがないではないものの、
過ぎてしまえばあっという間。

それもそのはずとは、暦を見ればの話でありまして、今年の場合は
土日の後、一日おいて休日、そのあと3日開いて土日絡みの4連休でしたし。


これをニュースなどで大型連休、大型連休!と頻りに言ってましたが、
「どこがぁ?」と思うのは、5月6日が出勤だったもので暦通りの人よりも
さらに1日短い連休(つまりは3連休)であったもののやっかみでもありましょうか。


仮に最初の土日から後の4連休までぶっ通しであれば、
11連休になりますから、これは誰からみても「大型連休」でしょうけれど、
世の中で実はそういう方の比率が高く、正しく大型連休という言い回しが
ぴったり来てるという実態があるのでしょうか…。


とまれ、ハッピーマンデーなる制度?でもって祝日がやたらに月曜日にシフトされた関係で
3連休なぞは珍しくも何ともないことを考えても、「大型」なる言葉を使うことの
妥当性は見えてこようというものではなかろうかと。


個人的にはこのハッピーマンデーなるもの(と、前にも書いたかもですが)、
なんだかなぁと思っておりましてですね、
制度を進めた側からすれば3連休をたくさん作ってレジャーを楽しんでもらおう
(実はお金を抱え込まないでどんどん使ってもらい、経済効果をあげよう)
と思ったのかもしれませんが、(GWほどではないにせよ)どこへ行っても混みあって
少しもリフレッシュできなかったりすることにもなりかねない。


日本人の労働観と言いますか、善し悪しは別として仕事に対する責任感が強いとも言えますし、
自分の仕事が簡単に誰に代わってもらってもOKなものとは思いたくないてなこともありましょう、
有給休暇が取りにくい背景は職場環境等によるところもある一方で、
自分がいなくて仕事になるか的なところもないとは言えない。


ですから、休日、祝日のように、自分の職場ごと、あるいは関係先、取引先も含めて
基本的にはみんな休みという状況は休みやすいということになるわけですね。


そこで、諸外国に比べて年間総労働時間が長い!と指摘され続ける日本としては
祝日を増やすてな動きにもでることになって、「海の日」だとか「みどりの日」だとか、
何を祝うのか判然としない祝日ができ、つい最近も「山の日」なる祝日が設けられるやに。

こうなると「川の日」や「丘の日」があってもいい、てなことにもなったりして。


年間総労働時間で目指されるべきは、有給休暇の取得を向上させることと
時間外労働の減少(削減では語弊がありますものね)なのだろうと思うのですが、
その辺りは先ほど触れた個々の日本人の労働観が邪魔して

(もちろんそればかりではありませんが)何ら進展が見られないとすれば、

祝日を増やすというのも致し方のないことなのかも。


まあ、そこまではいいとして、その祝日を月曜日にシフトするのがいいのかどうかと考えれば、
これまた議論百出ではあろうとは思うものの、言えることは

かつての度々あった飛び石連休なるものにも捨てがたい魅力があったとなりましょうか。


土日に絡まず、週中にぽつんと祝日がある。
それはそれで気兼ねなくひと休みできる日であったと思いますし、
例えば祝日が火曜日であった、木曜日であったとすれば、
月曜日あるいは金曜日に1日有休をいれるとオリジナルな3連休、4連休が

できあがったものです。


こうして出来る3連休、4連休は世の中じゅう一斉に休む日とは違いますから、
旅行に行こうと思っても切符の売出日に並ばないと買えないとかいう苦労も少ないわけで、
それはそれで魅力的に過ごせるものであったと思うわけです。


ハッピーマンデーなるものは、そうした工夫の余地を奪ってしまいましたので、
反って有休消化率は減ったりしたかもしれませんですね(単に思いつきですが)。


…と、くだくだ書いとりますが、
要するに混んでいるのが予め想定される場合には近寄らないたちだもので、
(ですから、興味津々ながら「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」には行ったことがない)
ではこのGWをどう過ごしたかというと半分以上だらだらしてたのが実態。


せいぜい多摩が山里であったことを偲ばせる食事処に両親を連れて行き、
ついでにカラオケボックスに寄って思う存分に演歌を歌わせてやったくらいなものでありますよ。


ひな鳥山 ひな鳥山の三連水車


とまあ、GW絡みのことを書こうかと思いましたら思わず筆が滑った感ありですけれど、
ここでふっと気付いてみれば、この「josh's joural」を書き始めて

今日が丁度1年目の終わりであったと。


明日も何か書けば2年目に入ることになるわけですが、
結局なんだかんだと毎日のように「書いちゃってるねぇ…」との思いしきり。

旧ブログをお終いにして、こちらを始めるときの前口上 では

もそっとゆるく臨もうと思ってたはずなのに。


法定でも勤続年数によって有休は漸増(打ち止めはありますが)になるのですから、
2年目にはもそっと(有休消化率アップ的に)ゆるめ路線で参るとしましょうかね。