前の投稿の続きです。
e. 製造業
製造業は国の根幹をなすものでしょう。総務省の分類でもさらに細かな分類に分けられています。ポイントとなりそうな業種を取り上げてましょう。
e-9. 食料品製造業
食料自体は農業、水産業を含め、需要があります。このような状況では、保存がきくもののの需要が大きくなるでしょう。レトルト、冷凍も含めて、魅力ある商品開発とネット通販に力をいれれば、企業の成長性を見込めると思います。
e-10. 飲料・たばこ・飼料製造業
あまり変化はないでしょう。
e-11. 繊維工業
マスク、医療関連素材としての需要が高くなります。長期の対策を求められる状況下ですので、かなりの成長が期待できます。通常の繊維は底堅いといえます。海外からの輸入が減少は一次的かと思います。人の動きは制限されていますが、徐々に海外の工場が生産を回復するとみられます。
e-14. パルプ・紙・紙加工品製造業
マスク、トイレットペーパー等の新型コロナウィルス禍での必需品が需要を喚起しています。
但し、新型コロナウィルス禍が終息を迎えると、ある程度のストックが満たされると、通常に戻ります。欧米系でマスクが定着すれば、将来的にも成長が期待できますが、どうでしょう?マスクは海外でも生産されています。日本製の品質を評価してくれるかです。
e-16. 化学工業
期待できる分野です。特に医療に関連する原材料を生産しているところ。
e-17. 石油製品・石炭製品製造
当面、需要が期待できません。経済が回っていない現状では、エネルギー関連産業は停滞を強いられます。パンデミックが終息すれば、復活します。そこまで体力があるところは、その後の成長が期待できます。
e-18 プラスチック製品製造
医療関連だけ。3Dプリンタが成長分野として期待しますが、その分他の金型プラスチック製造系が落ち込むことになります。
e-22 鉄鋼業
重要な産業ではあるが、世界需要は減る。また、経済ブロック化されてくることから、マーケットが限定されるでしょう。その中で優位に立てるとしたら収益は上がる可能性もあります。
e-23 非鉄金属製造業
鉄鋼業と同様。益々ディジタル化(ネットワーク化)される状況から、コンピュータ関連の部品・原材料を生産している分野は期待できるかと思います。
e-28 電子部品・デバイス・電子回路製造業
成長産業です。もはや人間のコミュニケーションに必須のものとなりました。新型コロナウィルスの影響により、並行して監視技術の拡大が見込まれます。これはIoTデバイスがさらに増えるということを示しています。
e-30 情報通信機械器具製造業
鉄板の成長分野です。
以下続きます。
f. 電気・ガス・熱供給・水道業
g. 情報通信業
h. 運輸業,郵便業
i. 卸売業,小売業
j. 金融業,保険業
k. 不動産業,物品賃貸業
l. 学術研究,専門・技術サービス業
M. 宿泊業,飲食サービス業
N. 生活関連サービス業,娯楽業
O. 教育,学習支援業
P. 医療,福祉
Q. 複合サービス事業
R. サービス業(他に分類されないもの)
S. 公務(他に分類されるものを除く)
T. 分類不能の産業