感染リスクが潜在的に高い高齢者が出歩くことは、非常に危惧されることです。

外出してしまうと、その分感染する確率を高めることになります。

それは、罹患し、重篤化し、最後は死に至る危険があるということです。

 

今では、テレビのワイドナショーの主たる視聴者である高齢者、主婦層が、番組内でさんざん飽きるほど「出るな!出るな!」と騒いでいますが、実際には近くの商店街では多く見かられます。


昨日は、年金支給の日。多くの高齢者が銀行に行っています。

これだけ、三蜜を避けろといわれているのに、商店街のドラッグストアの前や銀行に行列を作っているのです。

 

学習するということを忘れたかと思うほどです。

実際、うちにも高齢者がいますが、家族がさんざん言って聞かせても、出歩いています。プンプン

「外には出ないでね。お願い。」

と言っても。

「はい、わかりました。」

と返事。(心がこもっていない)

 

気づいたときには外出しているし。。。

戻ってきたときに、聞いたら

「ちょっとだけ買い物しただけだから。。。」

 

口を酸っぱくして、行ったのに。。。えーん

 

 

いろいろ観察していると、高齢者の特徴は

1.自分の都合の良い情報しか取り入れない。

2.ルーティンワークを継続したがる。

3.時間が有り余る。

ということでしょうか?

 

1.自分の都合の良い情報しか取り入れない。

あれだけワイドナショーをずっと見ていても、行動は逆のことをしています。自分の危険や他人へ感染させる危険を考えているようには見えません。日常の買い物ならいいとなると、すぐにスーパーに行く。ドラッグストアにいって、マスク、トイレットペーパーを買うために朝早くから行列を作る。

 

2.ルーティンワークを継続したがる。

どこかで、健康のために、運動しましょう、1日〇千歩、歩きましょう。(ボケ防止にも!)と言われて、必ず少しでも一日一回外出することを心掛けている高齢者は多いです。この習慣はなかなかぬぐい切れないようです。ある意味、コロナウィルス感染リスクを承知した上での行動かもしれませんし、すでに習慣化されているので、身体が反応してしまうのかもしれません。

 

3.時間が有り余る。

 

なんといっても、暇な時間はあります。朝も目が覚めるのが早いし、、、空いている時間が手持ち無沙汰となります。

 

 

 

首輪をつける方法を考えてみましたが、、、

 

なかなか、いいアイデアが思いつきません。

この3つの要因の1つでも解消されるようなことがあれば、外出させないことができそうな気がしていますが。

 

一番は、新たな屋内でもできる趣味を見つけることでしょうか?

それも自発的にできそうなこと。

まず、自分から見つけられる人はほとんどいないと思いますから、家内の人が、うまく誘導するしかないでしょう。

家族に高齢者がいる方は、なにかしら、興味を持ちそうなネタをさりげなく教えてあげてください

 

独り身の高齢者や、高齢者しかいない家庭ではむずかしい。。ショボーン

 

 

★余談

まぁ、さておき。高齢者の外出リスクばかり目が行きますが、不外出のリスクも考えることも必要かと思います。

 

高齢者が外出しない場合、どのようなことが起きるかというと。

 

一日中テレビを見ている。

家内の人間と喧嘩する(場合もある)。

友達との会話がなくなる。。。

 

コミュニケーションの遮断が起きる。あってもストレスなことが発生する。

どうみても、高齢者にとって良くない状況に変わりがない。

 

これは、痴呆症リスクが格段に多くなるということです。

 

また、介護や補助を受けたくても、介護サービス事業者も感染予防としてサービスを停止しているところも出てきています。

 

これは、すでに痴呆症を抱えている人にとって、症状の進行を意味します。

新型コロナウィルス禍が長引くとその分こちらのリスクが高まり、介護にかかる負担は大きくなるでしょう。

 

 

今回の新型コロナウィルス禍は、悲しいかな、高齢者にとって何も良いことはない、ということです。

結果は、政府の負担がどこまでできるかと、国民の高齢者の大切にする気持ちがどこまで維持できるかで、変わってくるでしょう。