死別直後とは少しちがう哀しみ

 

直後は自分でも予測できない時に

とつぜん嗚咽がこみあげてくることがよくあった

 

思考力がまったく働かない

はげしく痛いようなかなしみだった

 

独りで車を運転しながら泣いた

 

世の中のことにはまったく興味がわかず

ニュースなんか知ってどうなるの?

と思い、海外ドラマばかり観ていた

なるべく自分と違う世界のものを

 

そしてネットの世界を徘徊して

この場所をみつけた

 

むさぼるように読んで

哀しみが深くなることもあったけれど

おなじ哀しみを抱えて必死に生きている人が

ここにいる、と慰められた

 

3年7ヶ月が過ぎた今も

夜はよく眠れない

 

夜半に目が醒めると

すぐそばに犬とネコの気配がする

呼ぶとネコが布団にもぐりこむ

(冬に限る)

 

それでも、

この世界に

独りぼっちの感覚はぬぐえない

 

夜が明けたら起きあがって

今日いちにちをなんとかやり過ごさねばならない

 

そのことに絶望的な気持ちにさえなる

 

さいきん、そんな朝が増えたように思う

 

こんなとき

みなさんはどうしていますか