【定点観測】積木こころ | 独り言の手帳

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さくらさん、うりぼときて、積木こころさんのパート・・・ですが・・・。

実は・・・一番書くのが難しいのが彼女。

 

立場的に(笑)、一番熱を入れて書くべきなのは重々承知。

だけど・・・・実はAiVER.の記事でもあまり彼女に触れて居ない状況。

 

 

なんで書いてないのか?なぜ書けないと思うのか?

 

この辺はきちんと書かないと語弊を招くのと彼女の名誉に関係するのでシッカリと。

いい機会なので、自分が勝手に思ってる事を、書いていこうと思います。

 

 

 

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 理由を、端的に書くと、いい意味で「書くようなネタが無い。書く事がない。と感じることが多いから」

って事で。

 

 積木さんのステージを見ると、自分が「期待」とか「予想」してる以上の内容を出すことが多くて。

 また、それ見てて驚くってよりも、「まあ彼女なら、このくらいの事やっても驚かないよね。」って気持ちが半分ぐらいあって。

 

 勝手な期待感に応えてくれる信頼感と、高いスキルとステージ脳を持ってる人だから、出来るのも納得で、ある意味当たり前かな。っていう気持ち。

 

・・・特に書く必要もないよね。見りゃ解るじゃん。すごいの。

って思ってしまってます。

 

 

 

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純粋なパフォーマンスの話。

 

 最初に思うのが、積木さんのダンスパフォーマンスは、圧倒的に「マイナス」が少ないと思ってます。

 

 動きの一つ一つが必要な動きで。無駄な動きが少なくて、ミスも少ない。

見やすい動きだって感じてます。

 

 その上で、基本スキルの高さを感じてて。

 例えば手を横に出す時に、ほぼ水平で出してくる。姿勢が崩れていても斜めになってない。ズレてるなと感じる事がほとんどない。

 同様に、腕を斜めに上げる時、ほぼ45度でちゃんと出してくる。60度とか30度ぐらいで出さない。

 手を伸ばす時に差し指、または中指を伸ばして腕全体が奇麗に見えるような出し方をする。

 動きの「トメ」で一直線になってると奇麗に見える部分がきちんとなっている。

 

 姿勢が良いから動き始めがスムーズで、重心が骨盤に乗ってるっぽいから、動きの安定が大きく、予備動作が無くても大きく早い動きが出来る。

 

書けばきりがないけど、こういう細かな部分がいくらでもある。

 

 

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 何度も書いてるけど、ダンスとか振り付けって頭の中でイメージしたものを身体で表現する作業だと思ってます。

 まずイメージが無いと動けない。そのイメージをどれだけ明確に作れるのか?そのイメージと身体の動きの差がどれだけ少ないか?実際にカラダを動かす事が出来るか?

 

 がダンスとか振り付けのポイントだと思うのだけど、積木さんは頭の中で作ったイメージを誤差が少なく体で表現できる方だと思ってます。

 

 

 その上で、自分がステージ脳と言ってる部分で、状況判断の引き出しが豊富なのと、ケースバイケースの使い分けが上手いと思う事が多くて。

 

 振りをきれいに見せるために、動き出しと挙動、トメ近くで動きの速さを変えたり。振りの動きの最中で客へのレスをする時間を作るために、振りのスピードを上げてレスをする0.5Sを作ったり。それできれいな動きをキープできてる状況。

 

 技術に裏打ちされた選択肢。

 

 

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 先日、御本人のTwitterに書いてあったから記載して良いと思うけど、「滑る床」の対策として、重心を低くするとか、足の裏の使い方とか、つま先立ちとか対策は色々とあるけど、先日の積木さんは滑りながら踊っていた。

 

 止まってる時もだけど、フォーメーションの移動終わりで踊るシーンでも。それをぶっつけでやって成功させる技量というか。バランス感覚

 この日ほどではないけど、別の滑る会場でも、滑りながらで足元を確認してた時があるから、

積木さんの中では普通の選択肢の1つなんだなと。

 

 

んで、ホントに書きたいのはフォーメーションチェンジのところ。

 

 滑りやすいのは他のメンバーも同様。それはスタンディングの振付だけの話じゃなくて、移動しにくい・・・フォーメーションチェンジの時に移動のスピードが出せない。ダッシュでの移動がしにくい中で。

 いつものタイミングでいつものスピードで動くと、いつもはOKなタイミングだけど、この日は接触や衝突、渋滞の可能性が出てくる。

 

 そのなかで、動き出しのタイミングを早めて。早めに移動して他の人が移動しやすいようにスペースを作ったり、逆に先に他メンバーを移動させてから、自分はいつもよりもスピード上げて目的地に向かう。と思われるシーンがいくつかあって。

 

 その結果、ある曲でかなり長い距離を異動するシーン。ステージの最善中央から下手経由で上手後方に移動する所。僅かな時間にステージを3/4周することになる部分。

 

 スピード出せない上に他のメンバーの導線確保もあり、間に合うかギリギリだった。許容できるギリギリのスピード出して間に合うが、止まるのが難しい。

 もう振り付けの踊り始めが始まる。

 

 結果、滑りながら踊る。目的地にピタッと止まる。ってのを見て。

考える暇もなく反射神経でやってるの見て、さすがだなと。

 

 

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 間接視野の話と、立ち位置と動きを線じゃなくて面で捉えてるって話を書こうと思ったけど

とっ散らかってしまったので・・・良い事例がステージで出たときにでも書こうかなと。

 

 

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 個人的な意見。

 AiVER.になって、ダンスというよりも振付のニュアンスが強くなってるなかで、彼女の個性はジャミよりも減ってしまってるように見えて。

 

 ジャミの時は自由度もあって「見せ場」みたいなものが明確だったけど、AiVER.では難しい事をシレっとしてるから、そのすごさが解り難い部分もあって、少し玄人好みの形になってるかなとも思う。

 

 もったいないと思うこと多々。

 

 

 

 そういう中で、個人的にAiVER.デビュー当初から思ってる・・・これやって欲しい事の一つとして

「歌ナシのダンスのみ」

 

って演目があっても面白いのかなと。

 

 振付じゃなくてダンス。積木さんだけでなく他メンバーも含めていろんな部分が見えるのかなとも思い。

 

 通常の対バンでは難しいと思いつつも、ワンマンとか記念ライブでそういうのあったら面白いかなとか思ってます。

 

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 自分が見てきた演者の中で、多分、TPDの木伏とか川村と肩を並べるレベルの方だと思ってて。

 

 それは、ちゃんと技術を表現方法手段として捉えて取捨選択が抜群に良い演者さんで。

 

 演者さんって、こうあって欲しい。という自分のイメージに近い方で。

 

 いろんなことを簡単にやってしまうので、見てて面白いってよりも、気付かされることも多く。シッカリと見てないと、こっちが置いていかれる。漫然と見ていると通り過ぎて終わってしまう。

 

 油断せずに見ないといけない演者さん。

 

そんな気持ちで、拝見しています。