「ぶっちゃけ、どう思ってるんですか?」
この10日間で一番聞かれた質問は、、、多分これ。
エレガのキボウノウタ。新しくデビューするメンズアイドルが引き継ぐことになって。
どうもこうも、個人の感想なんて壁の落書きみたいなものだから、特に言うこともなかったのだけど、ある方に言われた一言
「じょせさんって関係者除くと、多分一番キボウノウタを聞いてる人だから、その人がサブスク配信されたあの曲を聞いてどう思ってるか聞いてみたい」
刺さりました。
昨年の5/5から止まって、封印していた感情。
そろそろ一年。
いろいろなものと向き合っても良い時期かなと思い。
デセミに向かいました。
ほぼ一年前に事実上の解散を聞いた場所。
それから足を踏み入れることがなかった箱。
キボウノウタでまた踏み入れる。
因縁だなと。
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ライブ感想の事前準備として。
事前にエレガのキボウとZERO BASEのキボウ。
聴き比べてみました。
アレンジによって、世界観も印象も全く異なる曲になってます。
エレガはロックちっくの尖った曲
ZERO BASEは甘い感じの如何にもメンズっぽい感じ。
というなかで、歌詞の世界観がまるで違っていて。
エレガのは「絶望」「閉塞感」そんなモノに囲まれている中で心と身体が離れていくほどに追い込まれていく中で、一番近くにいる人が手を差し伸べる。
悲しみを半分受け止める。明日はキボウがある。
蜘蛛の糸のように一筋のキボウをつないでいく。
そんな曲。
対してZERO BASEのキボウは、閉塞感とは無縁で「開放感」。
嫌なことがあっても受け流して進んでいく感じ。
自分自身の中でキボウをちゃんと持って進んでいく感じ。
言葉でなく存在そのものがキボウである人の曲。
というなかで、一点どうしても読み解けない部分があって。
「まだまだ、ばらばら、こころはうらはら、いのちからがら、逃げ切れりゃはらはら」
この部分が自分が感じてる世界観だと、どうしても合わないというか浮くというか。
何を伝えたいか分からなかった。
エレガでは、すごく重要なパート。追い込まれて壊れていくシーンを象徴する言葉。
でも、ZERO BASEでは、そもそも悲壮感はないし壊れるような状況でもない。はず。
さらに、ZERO BASEヴァージョンでは中盤と終盤の2回も入れているフレーズ。
アレンジャーは絶対に何かの意思を持ってこのフレーズを入れている。
でも、歌詞の言葉通りに読むと、前後の世界観と合わない。
CDを何回繰り返して聞いたかわからない。
でも、分からなかった。
ライブに行って直接聞けば、分るかも。。。
そんなんで、2つ目の行く理由ができた。
・キボウのウタを引き継ぐグループがどんな歌い方をするのか?ちゃんと両手でこの曲を扱ってくれるのか?この曲に向き合ってくれるのか?
・配信では分からなかった世界観。これがライブだったら分るかもしれない。生歌でなら、表情や歌い方、歌い手以外の演者の表情。場合によっては服装や雰囲気、照明。そういう部分から分るかもしれない。その確認。
そんな気持ちで会場に入りました。
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会場は30人ほど。
客の成人男性は俺だけ。
関係者席には事務所の幹部の皆様がかなり揃ってる。
そんな状況。
・・・で一曲目がキボウノウタ。
聞いた感想ですが・・・。。。でした。
いや悪いって意味じゃなくて、そもそも力を半分も出せてないのかなと。
ド緊張が客席にも伝わってきて、そもそも声出てないし動きも表情も硬いし。
タスクをこなすので全力で表現をする余裕がないんだろうなと。
楽曲以前に自分と向き合うほうが先だよなと。
そりゃデビューライブの一曲目とかそうなるよなと。
と思う理由は、キボウじゃないだけど、別のある曲だけアンコール的なポジションで2回やって。
演出的にMVを見せてる間、一度ステージ脇に引っ込んで落ち着いてからステージに上って歌ってたのだけど
その曲は1回目に比べてすごく良くなってると感じて。
落ち着いたら、変わって聞こえるのかなと感じました。
ただね・・・。
同時に悔しさみたいなものもやっぱ出てきて。
この箱で、この曲を、こういう形で聞く悔しさ。
そういう、封印した感情が湧き上がって来て。
今日やっと、エレガ1終了時にある演者が言った言葉を少し理解できたかもしれない。
「どの曲も大事な曲で、思い入れがあって。だからこの曲を引き継ぐ人たちは、大切に、ちゃんと歌って欲しい。
自分たちよりも上手く歌って欲しい。いい加減に歌ったら許さない。
だったら辞めるなって言われるかもだけど、曲を引き継ぐってのは気持ちも一緒に渡すってことなんだよ」
5年前は解ったような気持ちで聞いてた言葉。
きょうやっと、少しだけ、破片だけ解ったかもしれない。と感じました。
もともと「エレガのキボウ」もでさえ、引き継いだ曲だけど
この曲を歌ったのはエレガメンバー計14人
そして、イベント系で
爆風もんすーんの8人
臨時ユニットチェリーブロッコリーの2人
菊地桃子さん
の合計25人
みんな技量の差はあれど、正面から向き合って表現してくれた人たち。
今日は判断がつかなかったけど、こういう思いを少しでも引き継いでくれたら良いなと。