独り言の手帳

独り言の手帳

ブログの説明を入力します。


 

「新加入の二人、凄く良いよ。」

8ブレファンからの言葉。スタートはこの言葉でした。

 

2019年の10月に新加入した8ブレの新メンバー。

お披露目ライブ参加者に聞くと返答がこれで。

これ以降、同じ内容の言葉を立て続けに聞いた。

 

実際に見て・・・ちゃんと自分のスタイルを確立してる演者で。

グループの足りない部分を埋めて新しい武器を手に入れてる。

いにしえズの3人をベースに、補強と上積み。

 

見る度にグループとして形作られていくのが分かった。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

アンズさんの第一印象は

 

・ボーカル向きの性格でオフェンシブ。

 

・気分屋で積極的。

 

客のコントロールがうまくて、会場の客をコントロールできる起爆剤

 

傍目から見ていて、見たことがないタイプで、8ブレの新しい色。

彼女の癖のある声は、KOYOKAさん、菊地さんの声とはまた違って、刺さってくる。

遠くや横で見てても、まっすぐ飛んでくる攻撃的なボーカル。

聞いててプレッシャーをかけてくる声。慣れてくると心地よく感じていた。

 

 

でも、それ以上に・・・自分が彼女のステージで好きな部分が2つあって。

 

1つ目は視野の広さ。

ステージから客席をすごく見て、客席の温度だったり隅の雰囲気すら感じて、それを踏まえたアオリを入れてくること。

 

同時に、ステージ上の状況の把握で。

まっすぐ見ていても左右も見えている。正面を見ていても、隣にいるメンバーが見えてる?と思うこと多々。

それによって全体のバランスをとってることが多くて。

 

本人にそれとなく聞いてみると、間違ってなさそうだと感じました。

ダンサータイプでこれができる人・・・視界が広い人は何人か知ってるけど、メインボーカルの一人がこれやってくれると、ステージ上の動きや位置のバランスが凄く良くなる。

メインでありつつバランサーもやってくれる。

で、バランスを「保つ」だけじゃなくて、「崩して」も前に出て盛り上げる柔軟性もあって。

抑えるところ、崩すところ、そういうところをわかってやってくれる。

 

これが丁寧に守ってるKOYOKAさんと、生粋のバランサーである桃子さんと絡むと

トライアングルが綺麗にハマった。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

もう一つは・・・MC。

彼女のMCは、自分が知ってる全演者の中で一番好きでした。

熱い気持ちを、そのまま伝えてくれる気持ち。

適切な言葉で、心に届く熱い気持ち。

 

彼女の言葉って、ライブの内容以上に刺さることが多くて。

 

「私たちってライブできないと死んじゃうんだよ」

 

「みんな、声出せないけど、心の声は私たちに届いてるから」

 

「今日、リリベルは不参加になってしまったけど、私たちがリリベルの歌を届けるから、リリベルを好きになって帰ってください」

 

端的な言葉がまっすぐに飛んでくる。

 

 

何より。

自分が一人の演者として、持っていて欲しい気持ち。

そういうのをきちんと言葉にして伝えてくれることが多くて。

 

一番の思い出は・・・2020年7月23日。

エレガ2が終わって、8ブレが名実ともに事務所の長女役になって。

 

自分は8ブレに、後輩達の手本であり続けてほしい。という気持ちを勝手に持っていた。

でも、彼女はそれをMCで普通に口にしてくれていて。

 

何度もこのブログに書いている内容。

(下記、娘は「こ」と読んでください。 あの娘(=あのこ) )

 

「今日、アイドルを始めた娘たちがいて、今日アイドルを終えた娘もいて。

ステージに立てることは決して当たり前じゃないんだよ。

今日終えた娘には、あんな凄いところに立っていたと思って欲しい、今日始まった娘達には、あんな凄い人たちがいて、あの人達を追い越していかないといけないんだ!と思わせないといけない」

 

自分は壁際で聞いてたこのMCに涙しそうになって。

この言葉は、自分が思ってた事そのもので。

 

何より、先輩として、「追いつく」じゃなくて「追い越せ」と言ってて

先輩は「憧れ」じゃなく「追いつき・追い越す目標」だと言ってて。

ここまで来い!」という発破。

同時に「抜かせないぞ!!!」というプライド。

 

この言葉を発した時、会場の最後方にはBAKUMONのメンバーが見学していて。

元メンバーの千葉ゆうかは、この時のことを「見ていて、聞いていて、うち震えてた」と評していて。

彼女たちに伝えたかったんだと。

同時に客に対してもそういう気持ちで見ていろ!と伝えてくれたと思っていて。

 

こういう言葉を「ちゃんと伝えてくれる存在」は大きいと思っています。

 

 

-----------------------------------------------------------------------

 

 

ファン側の話。

山梨への遠征の時に、車内は8ブレメンバーの話になって。

アンズさんの話になったとき、その「破天荒な行動」をネタに(悪意ゼロです。本当に。)ですごく盛り上がって。

カフェでも、彼女がいない時に、「アンズさん被害者の会」みたいな内容(悪意ゼロです。本当に本当です。)で盛り上がることも多くて。

 

でも・・・みんな彼女の話をする時にすごく楽しそうな表情で。

破天荒で被害者なんだけど、その話をするときにみんな楽しくて。

 

被害者の会なんて、被害者なのに、嬉しいというか自慢話になってて。

 

そういういう「人を引き付ける魅力」が群を抜いていたなと。

 

ステージに立つ人として、理屈じゃなくて「人を引き付ける魅力」って一番大切なモノだと思ってます。

それはカリスマといったり、古典芸能だと「華がある」なんて表現になっているけど、彼女のはまさしくそれで。

 

だからそういう方のステージを見る機会が失われてしまうのは

とても残念に思ってます。

 

-----------------------------------------------------------------------

 

 

作詞家としての一面も好きで。

感受性が異常に強い彼女の歌詞は、新鮮で分かりやすくて、世界観が伝わってきて。

 

復帰したら、彼女自身が自分が作詞した曲を自分で歌う・・・セルフカバーのワンマン。

やってほしいなとずっと思ってました。

そう思ってて、ご本人に、お願いするつもりで。

 

この記事書いていて・・・・その機会は永久に失われてしなったんだなと。

そう感じています。

 

 

 

卒業ライブにも参加できなかった自分にとっては

実感がなかった彼女の卒業。

 

まだ、休養期間中みたいな感覚がどっかにあって。

ゆるい気持ちでいた部分もあったんだけど。

これを書いていて・・・なんか、もう見れないかもしれないのか。と少し実感が出てきました。