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ヒルトニンは一般名を「酒石酸プロチレリン注射液」と言い、昭和53年に発売が開始されたTRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)製剤です。
セレジストは一般名を「タルチレリン水和物」と言い、平成12年に発売が開始されたTRHの誘導体です。
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との事で、厳密には違いはあるもののようですが。
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両者ともTRH由来の成分であるため、脳内濃度の推移や内分泌学的作用の違いは若干ありますが、薬の作用などにおいては基本的に大きく異なる点はありません。
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との事で、私も今回の入院開始時点では、担当医が「違いはないので今回は飲み薬でいきましょう」と、普段から飲んでいる、タルチレリンのままでした。
この紛らわしいセレジストのジェネリック?一般名?のタルチレリン、私の場合は、(多くの方がそうらしいのですが)効いているのか飲んでいるのかもわからないけどとりあえず飲んでいる薬です。
本当にこれでいいのかと、
入院開始後3日ほど調べまくり、上記のようにヒルトニン点滴と飲み薬は厳密には全く同じではないと言う事にたどり着き、担当医にお願いして点滴に切り替えてもらいました。
結果、違いました! 私の場合ですが。
飲み薬では飲んでいるかもわからないほど何も感じない私ですが、点滴は開始後まもなく軽い副作用的なものを感じ、頭がカッカと熱くなり気持ちが悪くなってきます。
しばらく横になっているとおさまってきて、点滴終わる頃には治っています。
毎日点滴し、数日後、何だか歩く意欲が湧いてきました。
いつも入院すると運動不足というか歩行不足になりがちなので、病室フロアをぐるぐる歩き回るのですが、今回の入院開始時点では、全く歩ける気がせず歩く意欲もなく歩いていませんでした。
それが今では(現在点滴7回目)、もっと動かなくては、歩かなくては、と思うようになり実際ぐるぐる歩いています。
上半身の突っ張りはまだあるものの、突っ張りを感じない時間が長くなってきたように感じます。
何らかの違いを感じます。
ちなみに、ヒルトニン点滴をググってみると、「頭部外傷やくも膜下出血に伴う遷延性意識障害の治療に使用される注射薬」と出てきます。
https://www.google.com/search?q=%E3%83%92%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3%E7%82%B9%E6%BB%B4&sca_esv=1e618ffcd8ec6d84&hl=ja&sxsrf=AHTn8zo4iohYl9d5S9mpRnviYrjw6_L7vA%3A1745876720427&source=hp&ei=8PYPaJKfF4mB1e8PvLLO0As&oq=&gs_lp=EhFtb2JpbGUtZ3dzLXdpei1ocCIAKgIIAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAjIHECMYJxjqAkjnHFAAWABwA3gAkAEAmAEAoAEAqgEAuAEByAEAmAIDoAIOqAIPmAMI8QWd1Q4sXddn6JIHATOgBwCyBwC4BwA&sclient=mobile-gws-wiz-hp
セレジスト、タルチレリンの飲み薬とは全く同じではない。
はなから違いはあまりないと決めつけず、個人差はあるだろうけど、
その違いを試してみる価値はあるのでは?
ーーーーーー内
「脊髄小脳変性症・多系統萎縮症
Q&A172」
より引用