いきなり本題ですが、いやー本当に就活が辛くて助けてほしいです(笑) 正直なところ学部生の時、就活したくなくて大学院進学を志した面も1%ぐらいあるのですが、アカデミアの就活でそれと同等、もしくはそれ以上の苦しみを味わうことになるとは思ってもみなかったです。

研究の進捗は悪くないです。先月FPAから論文をアクセプトされた話をしましたが、それ以外にも1月末に博論一章分、2月末に共著の論文を別のジャーナルに投稿しました(ステータスがWith EditorからUnder Reviewに変わったので、どうやらデスク・リジェクトはされなかったようです。デスク・リジェクト、いまだ無敗)。3月中には博論の別の部分も投稿する予定です。それ以外にも共著のプロジェクトを同時並行でいくつか進めており、パイロット実験も行っています。博論自体も、今のところ3月末にはディフェンスするつもりではいます(ただし卒業自体は夏。学生のステータスがないと夏学期に仕事できなくなっちゃうので)。博論の第一章は3月半ばにカナダのモントリオールで開催されるInternational Studies Associationの年次大会で報告予定で、久々に会う友人・知人も多いので今から楽しみです。

というわけで研究面は割と順調だと思ってるのですが、それと対照的に就活面では全くと言っていいほど進展がありません。僕の手元のExcel Spreadsheetによると、今のところ僕は72校に応募しているらしいのですが、そのうち2校からZoomでのインタビューのオファーがあっただけで他は何もありません。いくつかの大学からはすでにリジェクトのメールをもらっています。また、アメリカの大学はメールさえ送らないところが少なくないので、2-3か月以上前に応募して連絡が来てないものはだいたいリジェクトされたものと思ってます。

ちなみにこのZoomでのインタビューはスクリーニング目的のもので、大学や学部にもよりますが6-15人ぐらい(?)インタビューに呼ばれて、その中で2-3人がfinalistに選ばれて、大学まで呼ばれてジョブ・トークをするというのが一般的です。なので、僕はまだfinalistにすら選ばれてないということになります。1校は1月末、もう1校は2月中旬にインタビューがあって、現在結果待ちという段階です。何も将来が保証されていないので、依然としてフィットしそうな公募が出れば応募するという毎日を続けています。

とはいえうちの大学や北テキサスよりランキングが上の大学の人でもいまだに就活中だったりスクリーニングのインタビューにすら呼ばれてない人もいるので、他の人と比較して僕の状況が特段悪いというわけでもないです……ないのですが、将来の保証が何もない状態が続くとこうも心が荒んでいくのかと身に染みて感じています(汗)あと今学期なにげにTeaching Assistantの業務が結構きつくて、就活・博論・その他の研究と同時並行で仕事させられてなかなかしんどいです。

アカデミアのジョブ・マーケットでの競争がなかなか熾烈なので、アカデミア外で職を探す人も増えてきています。統計分析やデータ・サイエンス的なスキルの需要は大きくなってきているので、政治学のPh.D.でGAFAといった一般企業に就職する人も少なくないです。ですが、僕は国際関係論の研究が好きですし、一般企業で働いてみた経験から全く向いてないなと感じたので(笑)、今のところ大学に就職する以外の道は考えていません。自分で選んだこととはいえ、やはり辛いものは辛いですね。

というわけで先行き不透明でかなり悲観的になってますが、僕のこのブログでの一つの使命は、日本では全く評価されず、アメリカに行ってもトップ・スクールにはもちろん入れず、取り立てて優れた才能もスキルもない人間が、それでもアカデミアでそれなりの業績を積み上げて生き残ることができるのを示すことだと思っているので、なんとか近々明るいニュースをお届けできるよう頑張ります。

というわけで今回はこのあたりで。ではではー。