前回から(わずか)2週間ぶりですが、この間に二つの論文をジャーナルに投稿できて、気分がいいのでブログを更新しようという気になりました笑
今回は研究助成の申請について。
以前の記事にも書いた通り、自分の博論ではサーベイ実験をメインの方法としているので、実験参加の謝金を支払うのにそれなりに資金が必要になります。今のところ学内の研究助成(×2)には採択されたのですが、戦績的には負けの方が多いです(笑) 国内の研究助成にも落とされましたし、Time-Sharing Experiments for the Social Sciences (TESS)にもrejectされてます(ただrejectされたのは博論1章分なので、元気が出れば他の章をネタにまた挑戦する予定)。すべての実験費をカバーするにはまだまだ足りないのでいろんなところに応募し続けています。
そんな中、ついさきほど今日締め切りのアメリカ政治学会(American Political Science Association, APSA)のDoctoral Dissertation Research Improvement Grantへの申請が完了しました。この研究助成はアメリカ政治学会に所属する博士候補生の博士論文のためのもので、助成金額も10000-15000ドルと比較的高額ですが、
・Proposal summary (500 words以内)
・Project description and research plan (single-spaceで10ページ以内)
・Other sources of support
・Professional development plan(300 words以内)
・Biographical sketch or CV
・Budget and budget justification
・Data Management Plan(1000 words以内)
・Adviser Support Form
・Institutional support form
・Research and Professional Ethics requirements(500 words以内)
の提出が必要となります。出さなきゃいけない書類が多すぎて気が狂うかと思いました。結構いろんな研究助成に応募してきましたが、こんなにたくさんの書類を求められたのは初めてです。出したことを褒めてほしいぐらいです笑
とはいえ、プロジェクトの内容に関わることは博論構想や他の研究助成の申請書を使いまわせました。他にも、例えばProfessional development planは自分のキャリアにおける目標とそれを達成するためのプランについて書くことを要求するものですが、これも学内の奨学金に応募する際に散々書かされたので、そこまで大変ではなかったです。ただData Management PlanやResearch and Professional Ethics Requirementsは初見だったのでかなり苦労しました。倍率も高そうですが(日本人で過去に採択された方っていらっしゃるんでしょうか……)、ここ数週間ほど悪戦苦闘していたので、提出できてほっとしてます。
実験をやるとなるとどうしても資金が必要になるので、研究助成への申請に結構な時間を取られます。自分の研究テーマ上、観察データでの分析がなかなか厳しいのでしょうがない部分はあるのですが、将来的にはもうちょっとお金のかからない工夫も必要かなと思っています。テキスト分析やネットワーク分析あたりは国際関係論でも応用する研究が増えてきてますし、どこかのタイミングでちゃんと勉強したいですね。
とはいえ研究助成を含め、諸々の申請書類を書いているとアウトプットばっかりでゆっくりインプットする時間が無いなぁと感じるのですが、早いもので来週月曜からICPSRのShort Workshopが始まります。ミシガン大学に乗り込んで、腰を落ち着かせて勉強してきたいと思います。想像以上の忙しさでいろいろ手が回っていませんが(翻訳プロジェクトの方もいい加減終わらせなければ……)、ICPSRのレビューもブログで書きたいところです。
といったところが今回は以上です。ではまた。
今回は研究助成の申請について。
以前の記事にも書いた通り、自分の博論ではサーベイ実験をメインの方法としているので、実験参加の謝金を支払うのにそれなりに資金が必要になります。今のところ学内の研究助成(×2)には採択されたのですが、戦績的には負けの方が多いです(笑) 国内の研究助成にも落とされましたし、Time-Sharing Experiments for the Social Sciences (TESS)にもrejectされてます(ただrejectされたのは博論1章分なので、元気が出れば他の章をネタにまた挑戦する予定)。すべての実験費をカバーするにはまだまだ足りないのでいろんなところに応募し続けています。
そんな中、ついさきほど今日締め切りのアメリカ政治学会(American Political Science Association, APSA)のDoctoral Dissertation Research Improvement Grantへの申請が完了しました。この研究助成はアメリカ政治学会に所属する博士候補生の博士論文のためのもので、助成金額も10000-15000ドルと比較的高額ですが、
・Proposal summary (500 words以内)
・Project description and research plan (single-spaceで10ページ以内)
・Other sources of support
・Professional development plan(300 words以内)
・Biographical sketch or CV
・Budget and budget justification
・Data Management Plan(1000 words以内)
・Adviser Support Form
・Institutional support form
・Research and Professional Ethics requirements(500 words以内)
の提出が必要となります。出さなきゃいけない書類が多すぎて気が狂うかと思いました。結構いろんな研究助成に応募してきましたが、こんなにたくさんの書類を求められたのは初めてです。出したことを褒めてほしいぐらいです笑
とはいえ、プロジェクトの内容に関わることは博論構想や他の研究助成の申請書を使いまわせました。他にも、例えばProfessional development planは自分のキャリアにおける目標とそれを達成するためのプランについて書くことを要求するものですが、これも学内の奨学金に応募する際に散々書かされたので、そこまで大変ではなかったです。ただData Management PlanやResearch and Professional Ethics Requirementsは初見だったのでかなり苦労しました。倍率も高そうですが(日本人で過去に採択された方っていらっしゃるんでしょうか……)、ここ数週間ほど悪戦苦闘していたので、提出できてほっとしてます。
実験をやるとなるとどうしても資金が必要になるので、研究助成への申請に結構な時間を取られます。自分の研究テーマ上、観察データでの分析がなかなか厳しいのでしょうがない部分はあるのですが、将来的にはもうちょっとお金のかからない工夫も必要かなと思っています。テキスト分析やネットワーク分析あたりは国際関係論でも応用する研究が増えてきてますし、どこかのタイミングでちゃんと勉強したいですね。
とはいえ研究助成を含め、諸々の申請書類を書いているとアウトプットばっかりでゆっくりインプットする時間が無いなぁと感じるのですが、早いもので来週月曜からICPSRのShort Workshopが始まります。ミシガン大学に乗り込んで、腰を落ち着かせて勉強してきたいと思います。想像以上の忙しさでいろいろ手が回っていませんが(翻訳プロジェクトの方もいい加減終わらせなければ……)、ICPSRのレビューもブログで書きたいところです。
といったところが今回は以上です。ではまた。