皆さんご無沙汰してます。久々の更新になります。「よいお年を」も「明けましておめでとうございます」もすっかり言いそびれてしまいました。
実は12月14日から1月14日まで日本に一時帰国してました。
帰国中にこのブログを楽しみにしているという話も聞きましたので、今回は生存報告がてら、帰国中に何があったかをダイジェストでお話したいと思います。
1. JSQPSで発表
1月9日・10日に開催されたJapanese Society for Quantitative Political Science (JSQPS)の冬季集会で共著のペーパーを報告しました。JSQPSは方法論の猛者が集まると聞いていたのでビクビクしてましたが、非常に建設的なコメントや提案をたくさん頂けたので、やってよかったです。「今の方法だと内生性への対応が不十分なので、何か良い方法がありましたら教えてください」という体で報告したのが功を奏したのかもしれません。
発表20分、討論者からのコメント10分、Q&A10分というフォーマットで、普通の国際学会に比べると一つのペーパーについて議論する時間がだいぶ長いです。しかも同時並行のパネルもないので、聴衆もたくさんいます。ペーパーへのフィードバックをもらう場としては非常に優れているなというのがやってみた感想です。
JSQPSに参加して思ったのは、討論者(およびフロアの皆さん)のコメントの切り方が本当にうまいなということですね。批判するだけでなく改善策も提示している方が多かったです。批判するだけならそんなに難しくないのですが、改善策の提示は豊富な知識と柔軟な発想がないとなかなかできないことなので、本当の意味で研究能力高いんだろうなと思わされました。自分はこの水準まで到達できるのだろうか……
ただし、Zoomでの開催になってしまったのが残念でした。実はJSQPSに応募したのは帰国するのを決めて航空券を買った後で、「学会報告すると言えば大学が渡航費出してくれるかも?」という魂胆からでした。淡い期待でした。
2. 論文リジェクト祭り
11月後半に投稿していた論文が1月10日にリジェクトされました。これでこの論文はR&Rからのリジェクトも含めて、3回目の掲載拒否です。次の投稿先に悩んでいるところですが、早く供養したいなと思っています。
3. (少額だけど)研究助成に採択された
上記の件も含め最近全然良いニュースなかったのですが(だから更新滞っていたというのもあります笑)、1月に入ってからGraduate Student Research Awardという学内の研究助成に採択されたという通知を受け取りました。1000ドルと少額ですが、これから博論でサーベイ実験をやる予定で、あるとないとでは全然違うので、ありがたく使わせて頂こうと思っています。他にもいくつか研究助成に応募しているので、良いニュースが続くことを願ってます。
他にも大学関係者や旧友に会ったりして、14日間の隔離期間があったとはいえ非常に充実した一時帰国となりました。来週から始まる春学期ではTA×2以外は仕事がないので、ティーチングに忙殺された秋学期とは違い、博論を思う存分進められそうです。
といったところで今回はこのあたりで。ではでは。
実は12月14日から1月14日まで日本に一時帰国してました。
帰国中にこのブログを楽しみにしているという話も聞きましたので、今回は生存報告がてら、帰国中に何があったかをダイジェストでお話したいと思います。
1. JSQPSで発表
1月9日・10日に開催されたJapanese Society for Quantitative Political Science (JSQPS)の冬季集会で共著のペーパーを報告しました。JSQPSは方法論の猛者が集まると聞いていたのでビクビクしてましたが、非常に建設的なコメントや提案をたくさん頂けたので、やってよかったです。「今の方法だと内生性への対応が不十分なので、何か良い方法がありましたら教えてください」という体で報告したのが功を奏したのかもしれません。
発表20分、討論者からのコメント10分、Q&A10分というフォーマットで、普通の国際学会に比べると一つのペーパーについて議論する時間がだいぶ長いです。しかも同時並行のパネルもないので、聴衆もたくさんいます。ペーパーへのフィードバックをもらう場としては非常に優れているなというのがやってみた感想です。
JSQPSに参加して思ったのは、討論者(およびフロアの皆さん)のコメントの切り方が本当にうまいなということですね。批判するだけでなく改善策も提示している方が多かったです。批判するだけならそんなに難しくないのですが、改善策の提示は豊富な知識と柔軟な発想がないとなかなかできないことなので、本当の意味で研究能力高いんだろうなと思わされました。自分はこの水準まで到達できるのだろうか……
ただし、Zoomでの開催になってしまったのが残念でした。実はJSQPSに応募したのは帰国するのを決めて航空券を買った後で、「学会報告すると言えば大学が渡航費出してくれるかも?」という魂胆からでした。淡い期待でした。
2. 論文リジェクト祭り
11月後半に投稿していた論文が1月10日にリジェクトされました。これでこの論文はR&Rからのリジェクトも含めて、3回目の掲載拒否です。次の投稿先に悩んでいるところですが、早く供養したいなと思っています。
3. (少額だけど)研究助成に採択された
上記の件も含め最近全然良いニュースなかったのですが(だから更新滞っていたというのもあります笑)、1月に入ってからGraduate Student Research Awardという学内の研究助成に採択されたという通知を受け取りました。1000ドルと少額ですが、これから博論でサーベイ実験をやる予定で、あるとないとでは全然違うので、ありがたく使わせて頂こうと思っています。他にもいくつか研究助成に応募しているので、良いニュースが続くことを願ってます。
他にも大学関係者や旧友に会ったりして、14日間の隔離期間があったとはいえ非常に充実した一時帰国となりました。来週から始まる春学期ではTA×2以外は仕事がないので、ティーチングに忙殺された秋学期とは違い、博論を思う存分進められそうです。
といったところで今回はこのあたりで。ではでは。