ご無沙汰してます。日本も大変なことになっていますが、いかがお過ごしでしょうか。

私は今もアメリカにいますが、コロナ危機で生活がすっかり変わってしまいました。北テキサス大学のあるDenton Countyでもstay-at-home orderが出ており、自宅軟禁を余儀なくされています。

学部・大学院の授業も全てオンラインに移行となり、他の院生と会う機会も全く無くなりました。もちろんZoomなどで話してはいるのですが、やっぱり直に会って話すのとは違うなと感じています。食事も自炊とUber Eatsで済ませています。比較的一人の生活を楽しめる方とはいえ、なんだかんだで自分も社会的動物なんだなと自覚させられてます。

大学関連のいろんなイベントもキャンセルになっています。International Studies Association、Midwest Political Science Association、Western Political Science Associationといった学会に行く予定の教授や院生も多かったのですが、それもキャンセルになっていまいました。

かくいう自分も、ICPSRの5日間ワーク・ショップで5月にヒューストン大学に行くつもりだったのですが、大学がnon-essential travelをすべて禁止してしまったので、ヒューストンに行くことはできなくなってしまいました。ただ、オンラインで受講することはできるそうで、政治学部が受講料を負担してくれたので、しっかり勉強しようとは思っています。

大変な状況ですが、自分にできるのは研究・勉強だけなので、引きこもり生活中にできることはやっておこうというつもりで進めています。
この2か月で起きたことで言うと、

1. 共著の論文を英文ジャーナルに投稿しました。投稿して3週間経つので、Desk Rejectはされてなさそうです。幸運を祈ります。

2. 北テキサス大学のCollege of Liberal Arts and Social Sciencesから、Dean's Graduate Scholarshipという2000ドルの奨学金をもらえることになりました。申請書類の準備に時間かかって、推薦状を書いてくれた指導教授にも"This is a long shot."と言われていたのですが、結果が伴って良かったです。コロナ危機の最中に奨学金の授与を決めてくれた大学には感謝しかありません。

3. 夏学期のTA/RAの仕事がもらえそうです。授業の履修者がどれぐらいいるのかなど不確定要素もありますが、政治学部は院生が食いっぱぐれないように頑張ってくれているので、非常にありがたいです。

4. 研究助成に二件応募しました。また、もう一件5月に申請する気概で書類を準備してます。無事採択されれば実験したり、リサーチ・アシスタントを雇用できたりして大幅に研究を進められるので、なんとかどれか引っかかってくれないかなと思いながら書類を書いています。

5. アメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)から景気刺激策として1200ドルの振り込みがありました。なんでもらえたのかよくわかりませんが、これを機に自宅で研究する環境を整備したいなと思っています。大学の施設が使えないので、プリンターの購入などを考えています。

振り返ってみると、いろいろな不自由があるわりには案外頑張ってるなという気もしてきます。
さすがにこのquarantine lifeにも飽きてきましたが、めげずにやれることに集中しようと思っています。

それでは皆さん、健康第一でお過ごしください。