お久しぶりです。こっちの授業が始まったのが8月27日なので、それから約1カ月経つわけですが、なかなか忙しい毎日を過ごしています。

今取っている授業はScope and Methods (Prof. Phil Paolino)、Quantitative Political Science Methods (Prof. Ko Maeda)、Proseminar in International Relations (Prof. Andrew Enterline)の三つです。自分にとって一番楽なのはQuantの授業ですね。なんか年に1~2人(特にアメリカ人)はこの授業を落とすらしいのですが、やってることは四則演算レベルなので、数学の教育的背景が違うアジア人にとっては簡単とのことです(これで落としたらウケますが)。

他方、ScopeとIRはかなりしんどいです。毎週数百ページのリーディングを課されて、Scopeは約2ページ(表紙・参考文献抜き)のペーパーを毎週、IRは5-6ページ(こちらも表紙・参考文献抜き)を学期に5回提出しなければなりません。もちろん毎週3時間の授業ではコンスタントにディスカッションへの参加が求められます。しかもこれとは別に約20ページのタームペーパーを課されています。さらに期末試験があります。先輩の話によるとIRは去年、take-homeで最低13ページ書けという指定があったそうです。なんだか生き残れる気がしませんが、なんとか足掻いてみようと思います。

授業以外だとTAのクラスが二つあるのですが、片方のクラスでシステム上の問題で学生のクイズの採点がうまく行われず、そのせいで学生から(ちゃんと数えてませんが)100通ぐらいメールが来ました。教授およびTA側には何の非もないのでやるせない気持ちになりましたが、これも人生です。

というわけで学期始まってからあんまり良いことって無いのですが、良い出来事としては、ISA(International Studies Association)の年次大会にプロポーザルが採択されました。しんどい毎日の中でこういう嬉しいニュースがあるとやる気が出ますね。ただ、Ph.Dの一年目で学会出る奴はそうそういないらしいので、行くかどうかは不明です。学部との交渉次第ですね。あと、ペーパーのテーマ的に今回はInternational Political Economy(IPE)のパネルに出したのですが、正直IPEはあんまり詳しくないので、春学期に開講されるIPEの授業をとって急いでドーピングしたいと思ってます。面白そうなパネルがたくさんなので、なんとか行けるように頑張りたいです。

テキサス州デントンからの報告は以上になります。それではまた近いうちにお会いしましょう。