Jose' 珈琲 のぐるり -36ページ目

Jose' 珈琲 のぐるり

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こんばんは、9月も後半にはいり、ぐっと過ごしやすくなりましたね、ようやく秋かな、衣替えした方がいいかなとか迷いますよね、お元気ですか
 
 
 
 
 

 



「アンパンマン」の産みの親であるやなせたかしさんが綴った、生きるよろこびについてのエッセイ集、いつもお世話になっている図書館で借りてきました
 
 
 
 
 
 

本の冒頭部分、戦争で出兵経験のあるやなせさんが、出兵時に戦うことより、なによりもなによりも辛かったのは、とにかく食べる物がないこと、空腹・飢餓だったとのこと、朝ドラ「あんぱん」の中でもそのことを象徴する場面が描かれていました、敵国のあばら家に乗り込み、家人に銃を向け脅し、出てきたゆで卵を仲間の兵士達が競うように殻のまま貪るシーン凄かった、食料がないと想像される中、敵国の兵士に家でとれた鶏の卵を茹でてくれた現地の女性の思いにも心揺すられた、飢餓の前では理性も正義も品も道徳もなくなってしまうのだ、確かこの辺りのシーンは8月の終戦時期位の放送だったので、こういうことを経験された方々がいて、今の日々があることとか平凡な普通の毎日がどれだけあたりまえじゃないこととか、今のガザへの攻撃が人々に食料を届けないこと、輸送ルートを封鎖するという極めて残虐な形で行われているという胸つまる報道も含め、この本の中で一番心に残った、食べること、分け合うこと、アンパンマンが決してかっこよくないヒーローだけれども顔を食べられても、笑顔でいることは、やなせさんが経験したことから生まれた
 
 
 
 
 


手塚治虫氏との交流がいかに素敵なものだったかも書かれていました「千夜一夜物語」のキャラクターデザインを任され夜を徹して奮闘する様は、「あんぱん」でも描かれていましたし、朝ドラと連動しての粋なはからいでか、YouTubeでもこの「千夜一夜物語」が期間限定(今調べてみたら10月13日まで延長になったとのこと)で配信されていたので観てみましたが、令和の地上波では、まず放映できないような内容や人種差別的な描写はありつつも、キャラクターデザインは、もちろん背景とか世界観等すべてが日本初の大人のためのアニメーションとして素晴らしかった、とにかく目がはなせない、主役のアルディンはジャンポール=ベルモンド、美女ミリアムはブリジッド=バルドーをモチーフにしているということや、この二人の交流がもとに「やさしいライオン」のアニメが作成されたというのも、朝ドラで描かれていました
 
 
 
 





「正義はある日突然逆転する。」この言葉は、ドラマの中でも繰り返し使われているように、絶対的な正義はないことや正義は逆転する可能性があり、悪人の中にも正義があること等がやなせさんの経験の中からの思いが綴られていました、確かに人は自分が正しいと思う選択をしても間違うことも多い、「喜ばせごっこをしながら愛別離苦、さよならだらけの寂しげな人生をごまかしながら生きている。」という戦争経験者ならではの言葉の重み、諦念・達観した哲学を感じました


 
 
 
 
 
 

ドラマの中で医者のおじさん役の竹野内豊さんが「人生は喜ばせごっこだにゃ。」等々、土佐弁なのかな、都度都度でるにゃあ語がたまらなく愉しみでした、あさいちでこのにゃあ語の場面だけを集めて放映していました、くぅ、録画しておきたかった、明日は最終回、さみしい
 
 
 
 
 



お彼岸も過ぎ、寒暖差の激しい日々です、体調管理に気を付けて、どうぞ皆さまお元気で