'12.06.23/ロサンゼルス
元3階級制覇王者
ウンベルト・ソト (メヒコ)
58勝34KO7敗2分(32歳)
vs.
WBC世界S・ライト級4位
ルーカス・マティセ (アルゼンチン)
30勝28KO2敗(29歳)
WBC米大陸S・ライト級王座決定戦とのことやけど、はっきり言ってどうでもええタイトルやね。
んでも、カーンvs.ガルシア(王者)のWBC世界S・ライト級戦の挑戦者決定戦的な位置づけになるやろうね。
にしても、ノンタイトル戦にしては豪華な顔ぶれやね~
ソトは、右ファイターボクサータイプ。
近年のメキシカン中量級三羽ガラス(バレラ,マルケス,モラレス )と遜色ない実力やと思うけど、なんとなく一つ下の位置づけにされとるんが歯痒そうやね。
ファイター寄りなタイプながらボクシングもこなせるんで、三羽ガラスの中ではマルケスに近いタイプやけど、マルケスよりも柔軟性に乏しい感じやないかね~
強打のコンビネーションパンチャーといった印象が強いんやけど、カウンターもええ勘しとるんやないかね。
ディフェンスは、ガードとボディーワーク主体で、ガード自体もブロッキングとして機能しとるんで、好戦的なわりにはしっかりした防御態勢が出来とるね~
距離は、ショートレンジからミドルレンジを主戦場とし、前に出て打ち合うことで真価を発揮するタイプやろうね。
全体的な印象としては、好戦的で強打のコンビネーションパンチャーなんやけど、良く言えばクレバーで悪く言えば消極的な部分があるボクサーやね。
その部分が、前述した中量級三羽ガラスとの差かも知れんね。
マティセは、右ファイターボクサータイプ。
バランスのええファイター寄りのボクサーで、KO率ほどのパンチングパワーは感じへんけど、コンビネーションブローで徐々に相手を弱らせていくタイプやったように記憶しとるけど、あまり覚えてへんねw
2敗しとるんやけど、ザブ・ジュダー とデボン・アレクサンダー といった世界でもトップクラスの左構えスピードスタータイプ相手の「スプリットディシジョン 」なんで、決して評価を落とす敗戦ではないと思うよ~
展開予想は、ずばり打ち合いw
フェザー級あがりのソトが、多彩なコンビネーションで序盤から終盤にかけて、どこまでマティセにダメージを与えられるかがカギになるんやないかな~?
打ち合いの巧さを魅せつけるんはソトやろうけど、パワーに勝るマティセが慣れてくればソトが手詰まりになっていくかもね~
スピード,ディフェンス,スキル,キャリアといった部分はソトが上回り、パワー,タフネスといった部分はマティセが上ってとこかな。
勝敗予想は、マティセの終盤TKO勝ち。
いくら3階級制覇の名王者やとしても、軽いクラスから上がってきたソトが、このクラスで上位レベルの実力と骨格をもつマティセを崩すのは難しいんやないかね~