OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者
ロリー松下(カシミ)
28勝16KO8敗1分
vs.
WBC世界バンタム級11位
大場浩平(真正)
29勝12KO1敗1分
世界ランカー大場のOPBF再挑戦やね。
個人的には、とっくの昔に世界挑戦しとってもおかしくないと思う逸材やってんけど、実力があっても大手ジム所属あるいは良質なスポンサーがつかん限り、なかなかチャンスに恵まれんのが興行的要素の強いスポーツであるボクシングなんよね。
帝拳ジムとつながりの深い真正ジムへと移籍したことで、チャンスが生まれるとええけどね~
現実、WBC同級王者に帝拳の山中慎介が君臨し、TBS同級玉者にアホ(タートル)が君臨しとるんで、どちらかが陥落するまで世界挑戦は難しいかも知れんけどね~
挑戦者の大場は、右ボクサータイプ。
和製メイウェザーと自称しとるように、ディフェンス感に長けたタイプやね。
つうか、メイウェザーには遥か遠く及ばんけどw
基本、待ちのボクサーなんやけど、フットワーク主体にジャブからワンツーもいけるんよね~
待ちのタイプやからカウンターも得意としとって、接近戦も右アッパー主体に苦にせんタイプやね。
ディフェンスは、フットワーク,ボディーワーク主体で、かなり目のええタイプと思うんやけど、世界で戦うにはブロッキング技術もしっかりさせた方がええかも。
距離は、ショートレンジからロングレンジまで幅広くこなせるタイプやけど、ボクサータイプには鬼門のショートレンジが彼の特性を如何なき発揮できる場ともとれるかも~
全体的な印象としては、現状では国内レベルのメイウェザーといった印象やね。
世界で戦うには、もう少し手数を増やして待ちの姿勢から攻撃の姿勢に転換し、決定力を身につけるんが大事やろうね。
王者のロリー松下は、右ファイターボクサータイプ。
ゆったりとしたリズムから、ジャブワンツー主体に近づき、ショートレンジで左ボディーから重たそうな左右フックをぶんまわしてくるタイプやね。
ディフェンスは、ガードとフットワーク主体なんやけど、ショートレンジではかなり雑になって打たれることも少なくないね。
距離は、ショートレンジからミドルレンジを主戦場とし、ショートレンジでの連打を強打で繰り出せるんが強みやね。
全体的な印象としては、体幹のしっかりした強打のファイターといった印象やけど、フットワークやジャブ、ワンツーなどもこなせるんである意味、日本人選手が手本としたいファイターボクサータイプかも知れんね。
展開予想は、王者が手数を伴ったプレスをかけ続け、挑戦者がアウトボクシング、カウンターで迎え撃つ展開かな~
勝敗予想は、大場の僅差判定勝ち。
番狂わせの部類に入る予想やと思うけど、長谷川穂積の所属するジムに移籍し、長谷川からメンタル面含めて多くのものを吸収して成長したと見込みますわ~
↑大場やツニャカオのような、天才肌のボクサーが世界挑戦待ちさせられとるんは歯がゆいな~