こんにちは!
助産師のあおちゃんです
今日のテーマは歯磨きについてです。
(虫歯予防の大切なお話です)
虫歯菌のお話
赤ちゃんの歯は生後6~8カ月ころから、下の歯から生え始めます。
産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯菌はもちろんいません。
虫歯菌は、最近では感染症として考えられており、
歯の表面に生息します。
お口の中には、虫歯菌以外にも、色んな微生物が住んでいます。
この虫歯菌に最も感染しやすい時期を「感染の窓」と言って
生後12カ月~36カ月までをいうようです。
この時期に、虫歯菌を増やすことなく、良い微生物でお口の中を満たせるように
ケアすることが大切になるようです
じゃあ、歯みがきはいつから?
歯が生えてきたら、「歯磨きの練習」をはじめましょう。
といっても、
大人からのスキンシップ(キス)やお箸やスプーンなどの使いまわしなどに注意していれば
虫歯菌がうつることも少ないので、厳密にしっかりとみがく必要はないでしょう。
(歯も最初は2本とかなので、虫歯菌が留まれる面積も狭いですね)
そして、離乳食が始まる前の5~6カ月の赤ちゃんは
唾液の量も多く、自分で口の中をキレイに保つ作用があります。
ですので、離乳食のたびに、しっかりみがく、という必要はなさそうです。
歯が生えてきたら、
まずは1日1回、夜寝る前などに
ガーゼや綿棒などで、歯をさっと拭くなど
お口のケアの練習からはじめてみましょう。
歯ブラシを使うのは?
歯の本数が増えたり、固めの離乳食を噛んで食べられるようになってきたら
子ども用の歯ブラシを使用しはじめると良いでしょう。
個人差はありますが、
1歳~1歳半頃には離乳食の完了期(幼児食への移行)になっており、
歯も生えそろってくるので、上記の拭き取りの時期から
歯ブラシへステップアップしても良い時期でしょう。
虫歯予防のポイント
大切な赤ちゃんが、虫歯にならないように、
気を付けて下さっている保護者の方が大半です。
ただ、お口の中は敏感なので、歯磨きを嫌がり、
お互いにストレスになっていることもしばしばあります。
最初は、神経質にならずに、
習慣づけとしてすすめていくことが大切かと思います。
①口に物を入れたがる時期に遊びの一環として、歯ブラシ(ノド突き防止や柔らかいもの)を持たせてみる
②口移しやお箸の併用など、虫歯菌が赤ちゃんにうつらないようにする
※とくに3歳までは
➂赤ちゃんの口の中に長時間ミルクや食糧がいる状況にしない。(ダラダラ食べを避ける)※虫歯菌は甘いものが大好き
④フッ素入りのジェルの使用などを行い、口の中の虫歯菌の増殖を防ぐ
など、歯磨き以外にも虫歯を増やさない方法はたくさんあります
歯磨きは、できることならしてもらいたいですが、
難しい場合も、上記のポイントにぜひ取り組んでみてください♪
まとめ
いかがでしたでしょうか?
虫歯になる子は年々減っており、
知識の普及や保護者の方のケアのたまものだと思います。
乳児後期(7~10カ月)の健診や1歳半健診でも
歯科検診は実施されています。
気になることや、わが子に合っている対策や悩みなどは、
そちらで相談されるのも良いでしょう。
赤ちゃんと保護者の方がストレスになることなく
楽しく虫歯予防ができますように、お祈りいたします
(おしまい)
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