こんにちは!
助産師のあおちゃんです
タイトルのようなことを言われると、とても悲しいですよね
助産師が発信するお産については、
自然経腟分娩を礼賛するようなものが多いなあと思いつつ、、、
お産方法について「どんなお産方法でも良いんだよ」というお話を今日はしますね
お産の方法
お産の方法には
・経腟分娩
・無痛分娩
・和通分娩
・帝王切開
色んな方法があります
助産師からよく言われるのって、やっぱり「助産」なので
経腟分娩さいこーう!
自然に産んでこそ!みたいな
記事やブログや動画、たくさんみます。
けど、私は言いたい
どんな分娩でも、命をかけて産んだことに変わりなく
優劣は(一切)ない!ということ
(これは別に、逆張りしたいとかではないよ)
自然分娩をすごく推されると、
そうじゃなかったお産をされた方が、
頑張っていなかったような
選べなかった自分はじゃあなんなんだという気持ちになるんじゃないかと思います。
時代は令和です!
痛みを感じてこそ、とか、お母さんなんだから、とか
自然に産んでこそ、とか、そういうのはもうやめましょう!
助産師として私が大切にしていること
女性と子ども、その家族が、長い人生を生きていくなかで、
その人を応援できる存在でいたいということです。
(良い選択をできるようサポートしたいですし、その選択を肯定的にとらえて欲しいです)
※実は助産師の職務は、お産の時だけじゃなく、妊娠中から出産、産後、思春期の性教育や更年期など、すべてのライフサイクルに関わることです
色んな助産師がいます。
プロフェッショナルだけど、みんな色んな信念をもってやってます。
たとえば母乳信仰だったり、自然派だったり、薬はNOだったり、、、
おっぱいケアひとつとっても、色んなケアの方法があります。
みなさんからみると、「おいおい、統一しておいてくれよ」と思う部分もあるでしょう。
※私も新人助産師の時思いましたw
よく考えてほしいのは、医者でも教師でも弁護士でも
一定の資格を持った人でも、同じ職種で言うことが対立していることなんてざらにあります。
私は、生死に関わることに関しては物申したいけど、
ある程度の意識の違いは仕方ないかなと思ってます。
というのも、人間は多様性があるものです。
強い口調が良い人もいれば、穏やかな口調が良い人など、趣味嗜好も色々あります
なので、あなたが、妊娠して子育てをしていくなかで、
嫌だなと思う相手とは、離れても良いと思います(暴論
助産師もそうで、この人のこういうところが良いな、と思えば
その部分を参考にしたらいいし
なんか嫌だなと思ったら離れたらいいです。
(※ただし、一人を妄信するのはダメ)
分娩方法の選び方
経腟分娩も、無痛(和通)分娩も、
選べる病院なら、病院でメリットデメリットを聞いて、選んだら良いです。
ただし、帝王切開については、
「私、陣痛の痛みとか無理なんで―、帝王切開で、この日がいいでーす☆」
っていうのは基本的にはできません
帝王切開は医者判断で、経腟分娩が不可と思われる場合にのみ行われるからです。※知ってましたか?
なので、帝王切開で出産された方というのは、私たち助産師や医療職からみれば、
「赤ちゃんとお母さんの命を守るために、オペをする決断(承諾)をされた勇気ある人だな」と
もう自動的にそれが分かります。
病気以外で、このような手術をするのは、
赤ちゃんが産まれるというこの帝王切開だけです。
我慢強くない、とかそんなのも一切関係ない。
「日本は赤ちゃんが最も安全に産まれる国」と言われていますが
それは医療が発展してるからとか、自然分娩率が高いからとか、そうじゃないです
適切な時に色んな処置ができているから、です。
医師が「帝王切開が必要」と言ったのに、
「いえ、私は自然派なので、」
なんて拒否すれば、たちまち母子ともに命の危険になり、
最も安全な国にはなれないでしょう。
帝王切開で、産んだ、は今やその事実だけで、
赤ちゃんとお母さんの命を守る最善の選択をしたということになります。
どんな方法で産んだか、よりも、
どんな気持ちで出産し(無痛や帝王切開ふくむ)、
その後の育児にのぞむかが絶対大事!!!
経腟分娩でも、和痛でも無痛でも帝王切開でも
お互い、それぞれ頑張った!という気持ちで
称えあっていきましょう
(おしまい)
平日毎日更新をめざしていましたが、昨日は多忙でブログ更新できず。。。
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