こんにちは!
助産師のあおちゃんです![]()
月曜日は乳幼児健診でよく聞かれるテーマでブログを書いています。
日々、仕事と育児と家庭のことでバタバタしながらも、
妊産褥婦にある方々の一助になればと、(自分の知識の整理もこめて)
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赤ちゃんの便秘について
赤ちゃんの便秘についての困り感は色んな時期に聞かれます。
ポイントとしては、
生後半年くらいまでに見られる、赤ちゃん特有の便秘と
便秘症(便が出にくく、治療が必要な場合)があることを知っておきましょう。
いずれにしても、便が5日出ない、1週間に3回以上出ない場合でしたら、
対策が必要な場合がありますので、小児科に受診し、個別的にお話を聞いていただけたらと思います。
赤ちゃん特有の便秘
産まれてすぐの新生児期から、生後半年くらいまでは、
赤ちゃん特有の便の出にくさがある場合があります。
①ウンチを出すためにふんばる
②お尻の穴をゆるめる
の、タイミングがうまく合わせられずに、便が柔らかいのに
なかなか出ない、ということがあります。
このような場合は、
綿棒刺激といって、
おしりの穴に潤滑剤をつけた綿棒を1-2センチいれて、「の」の字を描くように
刺激をしてあげると、うまく排便できるようになります。
綿棒刺激が癖になるということはないので、
赤ちゃんがうまくウンチを出せるようになるまでは
1~3日ごとに綿棒刺激をしてあげるのがいいでしょう。
便秘だけでなく、新生児の頃は空気も飲み込みやすく、
お腹にガスがたっぷり溜まっていることもあります。
この場合も、お腹を「の」の字にマッサージをしてあげたり、
脚を上げる体操をしたりしてみたり、
それでも出なければ、綿棒刺激をしてあげると良いでしょう。
※注:ここで、赤ちゃんによくある症状と書きましたが、
母乳やミルク不足から脱水状態で、ウンチがでていないという場合も
無きにしもですので、体重の増え方や母乳については
お近くの母乳外来や小児科などで相談して頂いても良いと思います
その他の便秘症
上でも記載したように、母乳やミルク、食事量の不足から便秘になることもあります。
他には
・離乳食の開始や終了の頃
・トイレトレーニングの頃
・環境が変わった時(引っ越しや学校が変わる、など)
などのタイミングでも便秘症になることはあります。
便秘症は、すぐにどうにかなる、ということではないかもしれませんが、
放置したり、治療を開始しないと
悪循環がおこり、慢性の便秘症はより悪化します。
ただでさえ、赤ちゃんや子どもの胃や腸は小さく、
便秘を放置すると十分に食事が食べられないということもおこります。
くわしくは(こどもの便秘 - 日本小児栄養消化器肝臓学会)をご参照ください。
まとめ
便秘症自体は10人に1人くらいはおこると言われていますが、
乳児期にはさまざまな要因で「便がでない」という状況になりえます。
判断が難しい時は、専門家(産院や小児科、保健センターの方など)に聞いてみるのが良いでしょう。
特に、綿棒刺激は、はじめてのお子さんだと、
「ホントにこんな感じでしてもいいのかな?」
と不安になったり、怖い思いをされるかもしれません。
(無理に行うと、直腸を傷つけることにもなります)
1度、やり方を見せてもらってから、実施してみるのもおススメです。
「1週間に3回以上でていない」、「5日以上出ていない」が目安といいましたが、
5日出なくても、その子なりのリズムということもあるし、
2日出ないだけで、肛門が切れてしまって出血する、コロコロになる、など
便の出方ひとつでも、赤ちゃんには多様性があります。
あくまで目安ですので、参考にしていただきつつも
その子なりの良い排便リズムということを考えて頂ければと思います。
(おしまい)
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