こんにちは!
助産師あおちゃんです![]()
今日のテーマは産後、育児についてです♪
これからの世の中、日本語だけより、多国語をあやつれた方がお得!
「耳を育てるには早いうちからって言うし・・・」
ということで、かなり早期から英語の音楽や動画などを見せることがあります。
いつ頃からどれくらいのレベルで教育をはじめたほうが良いのでしょうか?
英語の早期教育は必要ない
さっそく結論から言います。
早期につめこむことは、自然な脳の発育を阻害するとも言われています。
一見、同年代の子よりも優れたように見えるのですが、
10代になると、ほとんどが同じ知能レベルになるとも言われています。
(※ヘックマンの研究では3-4歳のときの教育が40歳まで持続するかについて、知的発達は7歳~14歳でほとんど消えたとのことです)
そして、一番懸念されることは、
コミュニケーションや思考能力が育たない(阻害される)おそれがあるということです。
両親も英語が話せる、日常会話も英語である、なら問題ないでしょう。
しかし、両親は話せないけど、赤ちゃんにだけ英語をつめこむということは
アウトプットできる環境がなく、自身の複雑な感情表見や
コミュニケーションが主言語でとれなくなるというのです。
これは、乳幼児健診で、私も感じていることなのですが、
日本語は話せないけど、英単語だけ話せるという子がいます。
親としては、「すごい!うちのこは天才!」と思うのですが、
その後、将来まで英語でずっと話せるということを
日本語での会話オンリーの両親の方でみたことがありません。
むしろ、小学校に入った頃に、主要な言語が日本語の学校に行くことで
集団生活でのコミュニケーションに難がでたり、
頭で考える力もうまく育たないこともあるというのです。
人間は、脳内で考える時に、どんなにバイリンガルな方でも、
脳内では主要な言語で数学や論理を組み立てていくので、
日本で住んでいる場合には、日本語の力をつけてあげて、
自分の気持ちを表現できる方法を
考えていける方法を学んでいくほうが良いのです。
そこがしっかりしていれば、
海外に行く!となったときに、どのタイミングでも
勉強すれば、その言語を身につけることができるとのことです。
まとめ
子どもに、良い教育をすることで、
将来きっと良い効果があると信じて、行う両親は多いです。
もちろん、楽しそうに英語の音楽を聴いたり、
ダンスしたり、多言語に触れることは良い効果があるでしょう。
子どもの発達にはしなやかさがあると言われており、
幼少期にしなかったから、取り返しのつかないことになる、ということはないです。
しかし、こどもに良かれと詰め込み教育をすることは
子どもにも両親自身にもストレスを産むことになるかもしれません。
この子の第一言語を英語にするぞ!と意気込むと
今現在を生きる子どもがしんどい思いをすることは間違いないでしょう。
それが、将来、良い効果があるなら、とも思うのですが、
自分の気持ちをうまく表現できない、考えられない、伝えられないということは
孤立することにもなり、
小児の鬱の要因にもなり得ます。
幼児期には、楽しくのびのびと、
その子の豊かな感情が表現できるように、話しかけてあげることが
一番の良い教育につながるでしょう。
色んな企業が、子どもの早期教育について良いです!と売り出している昨今ですが
子育てをはじめた皆さんには、
情報を吟味して、
今一度、考えて頂けたらなぁと思います。
(おしまい)
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