こんにちは!

 

助産師のあおちゃんです照れ

 

 

今日の話題は「おっぱいが飲めているのか」

 

についてです。

 

 

これは、産後数日の話なのか、数カ月の話なのか、

 

はたまた、1年以上経っての発言なのか

 

赤ちゃんのミルクと母乳の割合や

 

月齢やその時の状況によっても、アドバイスはけっこう変わってきます。

 

 

 

ひとつ言えることは

 

 

「身体発育曲線にそって、順調に育っているか」

 

 

ここさえ押さえておけば、赤ちゃんの成長については問題ないでしょう。

 

 

身体発育曲線とは、母子健康手帳などにある

 

wakodoの身体発育曲線

 

↑↑↑

こんなやつです。

 

 

今回は健診でよく聞かれると題しているので、

 

想定では3~4カ月健診の時によく聞く話題として出してみました。

 

 

 

 

出産後は、新生児への授乳の際に、

 

 

「おっぱいは片方10分ずつ、両方で20分は飲ませてね」

 

 

なんて言われた方も、少なくないと思います。

 

 

新生児の頃はまだおっぱいを吸う力も弱く、

 

 

胃も小さくすぐに満腹になったり

 

 

赤ちゃんも寝がちだったりするので、

 

 

上記のように時間で飲ませることがあります。

 

 

しかし、産後3~4カ月たつと、赤ちゃんがすぐにおっぱいを外してしまったり

 

 

遊び飲みのように、すぐキョロキョロしたりして

 

 

全然おっぱいを飲んでくれていないように感じることがあります。

 

 

実は

 

産後3~4カ月というのは、おっぱいも出る量が一段と増えたり

 

 

赤ちゃんも飲む力がついてきていて

 

 

5分程度でしっかり飲めているという方も少なくないのです。

 

 

(新生児の頃の指導が頭に残っているので、5分しか飲んでないし、うちの子おっぱい飲めてないのでは?と思いやすい)

 

 

ミルクでの授乳では、飲んでいる量が分かるけど、

 

 

母乳だけの方は、赤ちゃんがどれだけ飲んでいるかが分かりにくく

 

 

ひとつの目安として、授乳時間をもっていたと思います。

 

 

 

しかし、3~4カ月頃になると、飲む時間というのはかなり個人差が出てきます。

 

 

また、この頃から、昼夜のリズムがつく赤ちゃんも増え、

 

 

夜間はぐっと6~8時間眠ってくれる赤ちゃんも増えてきます。

 

 

昼間は小まめに飲むという赤ちゃんもいます。

 

 

つまり、授乳と授乳の間隔でも、赤ちゃんが飲めているのかどうか

 

 

混乱しやすい時期でもあります。

 

 

 

飲み方や眠り方については、個人差もでてくるので、

 

 

実際のおっぱいや赤ちゃんを見なければ、順調でしょうとは言いにくいのですが、

 

 

身体発育曲線に沿って赤ちゃんが順調に育っているのなら、

 

 

今のリズムでの授乳方法は適正であると言えるでしょう。

 

 

 

 

ただし、赤ちゃんの体重が増えていなかった、もしくは増えすぎていたからといって

 

 

養育者が適正に食事をあげていなかった、ということではありません・・・!

 

 

色々な理由で体重が伸び悩んだり、また増えすぎたりすることは

 

 

育児ではよくおこるからです。

 

 

大切なのは、そこから、その状態を放置するのではなく、

 

 

医療機関や健診の場に相談できることが大切です。

 

 

その気づきが、赤ちゃんを守る一歩につながります。

 

 

 

余談になりますが、

 

 

おっぱいに関することは赤ちゃんの成長の面だけでなく、

 

 

お母さんの健康(身体的時間的拘束や、食事の制限、乳腺炎といったトラブル、思想など)

 

 

にも影響することなので、家族やまわりが簡単に(赤ちゃんを思うがゆえに)

 

 

「おっぱい足りてないんじゃないの」

 

 

なんて言葉をなげかけるのは、NGです。

 

 

 

「困ってることない?手伝えることはある?」

 

 

など、ご家族はいつでも支えられる準備をしていただき、

 

 

もし、母乳で困っていることがあれば

 

 

近くの産院や母乳外来、保健センターや小児科の、児の体重相談などに

 

 

一緒にいけるように提案していみるのも一つかと思います。

 

 

 

支援者と相性が合わないこともあり、

 

 

相談に行ったのにつらい思いをされたお母さんの話などを聞くと

 

 

私も支援者の一人としてとても悲しくなるのですが、

 

 

必ず、合う人は居ますので・・・・!

 

 

どうか、良いめぐりあわせがあり、お母さんの心が軽くなりますように。

 

 

私も助産師として日々研鑽し

 

 

お母さんの一番の理解者であり、支援者でありたいと強く思います。

 

 

 

 

 

 

(おしまい)

 

 

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