今日は曇り空の東京です
昨晩、テレビを見ていて、また深い学びをいただきました。
そのテレビ番組は、過去に番組で取り上げた人のその後を追う番組でした。
私が見たのは、脳性麻痺により両足に障害があり、自力で歩行できない少年の話。
その少年は9歳で、その当時読売巨人軍に所属している松井秀喜選手の大ファンでした。
番組の企画で東京ドームに松井選手に会いに行き、お会いして、未来に向けて頑張ると宣言していました。
憧れの人に会い、憧れの人に背中を押してもらい、頑張る勇気をいただいていました。
それから四年後。
少年は松井選手に手紙を書きました。
『自分の足でホームベースまで歩く』とそこには書かれていました。
その手紙は、ニューヨクにいる松井選手に届き、その場で松井選手は返事を書き、
『一緒に歩けることを楽しみにしている』と思いを書かれていました。
それから少年は松井選手に会って、一緒に歩くための特訓が始まりました。
松葉杖をつかずに、自分の力だけで歩く練習です。
昼間の公園に練習をするためにお母さんと向かいました。
お母さんが「練習しよう！」と言うと、
少年は「したくない」と返事をしました。
理由は、その公園に同年代の子どもたちが遊んでいて、からかわれたり、バカにされるのなら嫌だからです。
お母さんは何度と練習しようと投げかけますが、少年は嫌がります。
お母さんは、「なんで、そんなに周りのことばかり気にするの。確かに障害を持っている人に対して、みんなが親切ではないかもしれない。でも、将来あなたは1人で生きていかなければいけないんだよ。お母さんがいなくなった時に、周りの目ばかり気にして生きていくの？1人で生きていけるの？」と言われました。
その言葉に対して、少年は
「なんで周りの目を気にして生きてはいけないの。周りのことを気にしない方がおかしい」と言いました。
そして、少年は日が沈んでから練習することを選択しました。
その後、練習を続け、いよいよニューヨークにいる松井選手に会いに行きました。
その当時、ニューヨークヤンキースに移籍して2年目の松井選手。
少年と久しぶりに再会し、笑顔で応えていました。
そして、自分の守るレフトのポジションまで少年と一緒にいき、ヤンキースタジアムに5万人の人が試合を見に来ることを伝え、自分の思いも話されていました。
そして、松井選手は少年に
「ホームベースのところで先に行って待っているから」と伝えました。
ここから少年の挑戦が始まりました。
いつも歩いている砂の上とは違い、芝の上を自分の力だけで歩く。
一歩、一歩、思いと力を込めて、
前へ、前へと松井選手の待つ、ホームベースへ向け、
全力で歩く。
その姿は、本当に輝いていました。
もう少しでホームベースの近くまで…というところで転んでしまい、自力で立つことができないので、松井選手に抱えられ、立ち上がり再び歩き出し、見事ホームベースまで辿り着きました。
辿り着いた少年の口からは、
「あともう少しだったのに…」と悔しさの言葉が。
歩き終えた少年に、松井選手は
「失敗したっていいんだよ。また挑戦すれば」と言葉を送りました。
「私だって毎回『打つ！』と決めてバッターボックスに立つ。でも、毎回打てるわけではない。だから、また挑戦するためにバッターボックスに立つんだよ」
その言葉を聞いた少年は、こんな言葉を口にしました。
「もう一度やる」
レフトからホームベースまで90m。
そんな距離を練習したこともないのに、挑戦し、転けたかもしれないが歩ききった。
それでも、納得いかないと思う自分がいるから、もう一度挑む。
その思いに見ていて、心が熱くなりました。
そして、再挑戦。
今度はホームベースからレフトで待っている松井選手まで歩くことに。
一歩、一歩進む姿は1回目よりも力強く、
目も松井選手を強く見ていました。
慣れない芝の上にも関わらず、
強く、強く、前へ、前へと進む姿は輝いていました。
見ていて、心が動かされている自分がいて、
「頑張れ、もう少し！」とテレビに向かって声を出してきました。
そして、見事一度も止まることなく松井選手のところまで歩ききりました。
失敗しても諦めずに、また挑めばいい。
そんな大切なことを教わりました。
秋季大会で負け、悔しい思いをしました。
でも、諦めません。
また挑むチャンスをいただいているからこそ、
また前へを向いて歩き出します！
子どもたちの笑顔のために。
皆さんにとって、今日という日が幸せ溢れる1日になることを心から願ってます
『顔晴れ』
～喜べば 喜びごとが喜んで 喜び連れて喜びに来る～
『人生こだわりと執念』
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