フランスの有名な女性ファッション誌《エル》の編集長だったが、脳梗塞で倒れ、“ロックトイン・シンドローム(閉じ込め症候群)”となり、身体の自由を奪われたJ=D・ボビー。彼は左目の瞬きだけで自伝「潜水服は蝶の夢を見る」を書き残したが、「ディーバ」「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」などで知られる同国のベネックス監督が入院中のボビー本人に密着したドキュメンタリーが本作。2007年に映画化された「潜水服は蝶の夢を見る」よりも短いが、まずは映画版を見てから続いて本作を見て、ぜひ感動をより深く心に刻みたい。
脳梗塞で倒れ、左目が瞬きできる以外、身体の自由を奪われてしまったボビー。だが、左目の瞬きの回数でアルファベットの何番目かを示すことで周囲と言葉で意思疎通できるようになり、編集者C・マンディビルは彼に付き添って彼の自伝を代筆するようになる。こうしてボビーの魂の叫び、“自由がない生活は潜水服を着ているよう”、“しかし僕は蝶のように空を飛び、どこにでも行ける”といった言葉は次々と記録されていく。
