8/9(金)1830

今日はなんと、Reon Jack5へ行ってきました。

有楽町マリオンの11階、ヒューリックホール東京。

初日です。




元々は仕事はお休みにしていたのですが、諸々あって会社帰りに直行。で、やはりいつもと違っていたので大事なものを忘れました。オペラグラス!しかもメガネも仕事用(近距離)だったので、最悪(¯―¯٥)


有楽町にはこんな時は強い味方のビッグカメラがあり、すぐにGo!売り場の方に「今日だけ緊急に必要。メガネをかけていて使いやすい物を」と相談して、勧めていただいたものを即決で購入。ところが、ですね。

会場に着いてみると、頼んでいたお席がなんと最前列でした。

オペラ要らんかったわ〜


ライトが眩しくて、おそらく舞台からも客席がよく見えそう。居心地が悪いというか、緊張するというか(笑)


現役時代から変わらないちえさんの関西弁のほんわかトークを聞いているうちに、自分なりには次第に楽しめるようになりましたが、元々ノリのよくない方なのにこんな神席で、だいぶ固まってたと思います。



オープニングは宝塚のメドレーで。

なにしろ出演者が汐月しゅう、天寿光希、麻央侑希、綾凰華という星組出身者ばかりなので、星組公演を見ているかのような錯覚が。途中でのMCを聞くと、以前のレオンジャックではあまり宝塚の歌は歌ってこなかったらしい(誤解があったらスミマセン)ので、退団後一定の時が経って解禁となったのかも?

オープニングのあとは『レオンジャック』(たぶんテーマソング)。客席も一緒に踊りますよ〜って、聞いてないぞっ!笑い泣き 全員が立って出演者の見様見真似で踊るんですが、向かい合っているので左右が逆な上に、そんなに簡単な振りでもない。初日のせいもありましょうが、出演者側も客席とのやり取りをどうするかしっかり決めてない様子で、誰の言うことを聞いて、誰を見て真似すればいいのか混乱のうちに曲が始まる始末…

こういう混乱も楽しいのかもしれませんが、棒立ちのわけにもいかずかなり必死(笑)

曲が終わってライトが消えて、みなさん手探りで椅子に座るなか、ドン!という音がして(誰か座りそこねて落ちたかな)とビックリ。振り返ると椅子の座面が片方はずれて落ちてまして…ガーンお客さんにケガはなかったようで、自らスタッフに知らせに走っていきました。コンサートの後半に起きた地震より驚きましたね。


ダンサーたるちえさんのコンサートらしく、歌との比重は1:1くらい。宝塚の後輩たちの他に、男性が二人共演していますが、メンズが歌って、レディースが踊る場面があったり、ちえさんと男性とのカップルダンスがあったり、ちえさんのソロダンスがあったりと、だいぶダンスシーンが目立ちました。

はじめは真っ赤なパンツスタイル、川本アレクサンダー(♂️)とのペアダンスのときはキラキラのふくらはぎ丈のドレス、ソロのときは青のパンツスタイルとお着替えもたくさんあり、回転やリフトで大きく翻り揺れる裾が優雅でした。ドレスに仕掛けがあって、布が長く繰り出され、それを4人の共演者♀️が一人ずつ手にしてセットのように広げるのはちょっと宝塚っぽかったですねー。


(公式からお借りしました)


山場の一つはちえさんを中心にレディース5人で踊る『Feeling good』だったでしょうか。東島京(ヒガシジマ ミサト♂️)がソロ歌唱をつとめ、女性陣はソフトな黒燕尾とでも言いますか、蝶ネクタイをほどいたふうの飾りの白シャツに黒のフレアパンツ、短めの黒ジャケットというスタイルで、男役キメキメポーズでの群舞。あとでMCで言ってましたが、お稽古のはじめはみんな照れくさがってなかなかできなかったのだとか。長年やってたことも、やはり夢から醒めると気合い入れ直さないとならないのですね。でもさすがに本番の今日はメッチャかっこよかったです。


もう一つの山場は、後半の『オーシャンズ11』。

『Jump』は天寿さんの語るようなソロに始まり、4人で歌い継ぎ、客席からちえさんが登場して『愛した日々に偽りはない』を歌いながらゆっくり通路を歩いて舞台に上がる一連の流れで、現役の時ほどの低い声ではありませんでしたが、宝塚時代を思い出して感激しました。


ゲストは加藤和樹。『マタ・ハリ』や『Come from away』で共演していて、仲も良さそうです。ちえさんは裾が段に重なった白いドレスでした。宝塚時代の「ちえこ」よりはずっと女性っぽかったですが(わかる人にはわかる)、スミマセン、こちらは衣装としてはあまり似合っていたとは言いがたかったです。加藤は背が高いし、階段を降りるときも手を出してエスコートするのに、ちえさんは若干照れぎみでそれがまたかわいかったけど。もっとちゃんと似合うドレスにしてほしかったわ。


今回は天寿さんやあやなちゃんが出演するので観たいというのがきっかけでしたが、ちえさんの卒業以来初めてショーの舞台に立つ姿を見て、この人はやはりショースターだなぁ〜と思いました。生バンドが入っていてどれも電子音だし、音量もすごかったので、正直歌がうまいかどうかはあまり問題ではなかったですが、歌の出来は特に気になりませんでした。普通に平均点以上ではあったと。

卒業後9年経っても、東京で5公演(キャパ900)、大阪で4公演(キャパ898)をやる実力と人気は本当にさすが。ファンの方もついていってるし、卒業後にも増えているのかもしれません。

演劇と違って、コンサートは純粋にファンのもの、ファンもこういうものを望むし、ちえさん自身も(憶測ですが)こういうものをやり続けたいのではと思います。ただダンスパフォーマンスと半々のコンサートだけで悠々暮らしていけるほどのオファーがあるわけでもないでしょうし、もちろん演劇やほかの舞台にも興味もあるかもしれませんし、経歴からいってアンサンブルの仕事ってわけにもいかないし、所属事務所のイベントも受けないとならないし、そんなこんなで、たまの『レオンジャック』はファンにとっても本人にとってもご褒美のようなものなのかな〜と感じました。

そんな神聖な場所にお邪魔させてもらって、(しかも神席)ほんとに申しわけないほどでした。


ちえさん、『25周年』おめでとう。

コンサート中に何十回もこのワードが出てきました。レオンジャックで25周年というのが、よっぽど嬉しかったのでしょうねぇ。照れ照れ照れ


ご縁をくださった方々に感謝。

すっかり下級生だった天寿さんにズキュン。