発表以来、楽しみに待っていたムーラン・ルージュ。
やっと私の初日がやってきました。
出かける前に休演になってないかどうかを確認。
どうやら明日が、本番の初日。
今日までプレビュー公演ということらしいです。
行くまでもワクワク
帝劇までの道。フラッグが並木道にたなびいていて気分が上がります。
入口から渋滞。これちょうど開演の一時間前です。自主的に蛇行した列をつくって入場。
改札ももはやムーラン・ルージュの入口仕様っぽい。改札の内側の柱もラッピングされてて、とりあえず望海さんだけパシャ。
ロビーの並び列がすごくてという話を聞いていたので、キャトルのとなりにある東宝の出店?でプログラムだけでも買おうと思ったのに扱いないとのことで…
どうして場外で売らないのかな?
何はなくてもプログラムは入手したい。二階の常設売店の方が早そうと思って二階へ。たぶんそれで正解でした。
階段途中からとった一階の様子。帝国劇場はロビーが広くないですからね。一階の売店から階段を上って二階まで並び列が続いていました。
二階ロビーの撮影スポットと、二階に上がったついでに二階客席から見たセットの全体。
度肝を抜かれるまっかっかです。
私の席は一階の五列めセンターブロック。S席は一回だけなのに、幸運な配席でした
オーケストラボックスの位置にも座席が。
おそらくオケは裏ですね。
真下から見上げる象。
肉眼ではこんな色には見えないんですけど、なにしろ周りが真っ赤なので反射しちゃうんでしょうね。これが上手で、下手は風車。
なかなかの大きさで。
望海さん、井上さんがチームエレファント。平原さん、甲斐さんがチームウィンドミルなんだそうで、作品を象徴するオブジェです。
この公演は開幕間、幕間、終演後に撮影ができて、みなさん夢中で写真を撮っていました。もちろん私も。劇場に入ったとたんに、ムーラン・ルージュの世界に招かれるかんじで、つい写真を撮りたくなります。戦略でしょうが、外の芝居では珍しいこと、これをSNSに上げてくれたら元手のかからない宣伝になるでしょうネ。
さてやっと幕が上がります
開演は13時からですが、その10分ほど前からアンサンブルの演者の方々が舞台上に現れ、この時点から撮影は
スローモーションのようにゆっくり動き、男性はタバコをふかしながら舞台を横切って客席をねめつけてきます。
井上さんが登場してストーリーテラーのように幕開けを宣言するのですが、控えめな拍手がパラパラと。トップスターに初めてピンスポットが当たったときについ拍手をしちゃうサガのかたかな?
望海さんの登場は20分過ぎ。
天井からブランコで降りてきます。ハデな登場が劇場のスターっぽい
ご存知の通りストーリーは、傾きかけたムーラン・ルージュの建て直しを狙って資産家を籠絡しようとする劇場側の思惑に、トップスターたるサティーンと音楽家のクリスチャンのかなわない恋を絡めたもので、カテゴリーとしては悲恋もの。なんだと思いますが、ひとつには舞台がショービジネスの世界なのと、もうひとつには身分の差もふつうだった時代も時代、自分の出自や職業を悲観するよりも上を目指す勢いと、人生を楽しむことが肝という時流、のせいか?悲壮感はあまり尾を引かず、にぎやかに終わるという全体像。
そう言えば、望海さんのサティーンは死んじゃったよなーと複雑な思いで劇場をあとにするんですが、打ちのめされた感はあまりなくて。恋人をこれ以上傷つけまいとするサティーンの強い思いと、サティーンが亡くなったあとしばらくして、また(彼女を思って)作曲を始めるクリスチャンの愛の深さに救われるのかなー?と。
初観劇でしたので、ド派手な美術とストーリーを追うのにせいいっぱい。
もちろん望海さんを見ていますが、キャラ濃い共演者のかたがたもそれぞれに魅力が満開。そのまんなかで芝居したり歌ったりする望海さんが眩しくて嬉しすぎて、なんか目の奥が熱かったです。
衣装もステキでしたし(望海さんはほとんどほぼ下着でしたが笑ゴージャスな衣装もありました)、カンカンなどのダンスも十数名ながら大迫力。ステッキから銀テならぬ紙吹雪がパーンと飛び出して客席に降ってくる演出も楽しかったし、もちろん、歌唱もすばらしかった。書きたいことがたくさんありすぎて、、、次回以降に譲ります。(落ち着け私)
このあとまた別のキャストで観るのが本当に楽しみです。
サティーンだけは、望海さん一択ですけどね(笑)