10/24(月)13時公演、シアタークリエ。
昨日が初日の、『ザファンタスティックス』を後方センターブロックにて観劇。
東宝のタイムセール(そんなのある!)48時間限定で定価11500円のところ7000円で購入できました。
NHKの『はやウタ』で拝見して観たい熱が出ていたのですが、望海さんの『Look at Me』とまるかぶりの日程でしたし、仕事もめいっぱい休みにしてたし、値段もそこそこするよな~と、色々計算して我慢していたのに、この値下げは反則!幸い仕事は落ち着いている月の後半、おそるおそる会社に申し出て快諾?を得て、(しょうがないやつ)と思われてるかもしれませんが、、、ま、いいや。春は短し、恋せや(元)乙女なんのこっちゃ。
先週同僚に『ザファンタスティックス』を観に行くと言ったら、「ハリーポッターですか?」(それ、ファタステイックビーストね)「えっと、トレンディエンジェルの斎藤さんとかアンガールズの山根とかも出てて」、「へー!お笑い的なやつですか?」(…うぅ、マまぁね)世間の認識なんてこんなものよね。テレビの影響は大きいし、誰でも知っていそうな名前と言えば…お笑いのタレントになりがち。あ、でもハッピーミュージカルが観たいと言ってた妹に薦めたら行ってみたいとのことで、彼女の分も別日で買いました。
終演後には撮影OKで、「ハッシュタグをつけてSNSで発信してください!」と座長の岡宮来夢さん直々のお願いあり。
会場はサーカス小屋を思わせるセットで、一目で(楽しそう)と感じました。
後列はすこーし空席が目立ったかな。公演は3週間ほど。チケットはまだ発売しているようで、リピーターチケットも割り引きして販売中でした。
間に25分休憩が入って2時間半ほど。
一言感想は、ほのぼの、時折くすり(笑)。
難しい筋ではなくて、どこにでもありそうな若者の挫折と成長物語。リアルな若い男女とそれぞれの父親のほかは、存在自体が夢か現か?という感じで、愛ちゃん演じるエル・ガヨが夢先案内をつとめる役回り。従来男性の俳優が演じてきた役ということでもあり、男性とも女性ともつかないしつらえで、バストの隆起を隠してないから男装の女性というのが近いかな…?男役のしっぽも残しつつの退団後初ミュージカルとなりました。劇中父親たちに頼まれて若いカップルのために芝居を打つのですが、断末魔なかなか息絶えず何度も甦る怪盗の様子は、愛ちゃんがこれまで演じてきたラスプーチンとか、芦名銅伯を思い出させてなんだか懐かしくて。芸達者の青山達三さん(老俳優ヘンリー)、山根さん(モーティマー)が芝居(劇中劇)をしている場面は、かなり自由らしく、上手のセットに腰かけて足を組んでる愛ちゃんが(くくく)と声をこらえて笑っていたり、被っている中折帽で観客から視線を遮るように顔を隠すようにうつむいているところとか、宝塚ファンなら見逃せない楽しめる場面がそこここにありました。舞台の占有率もかなり高かったです。
ミュージカルという割には歌が少なかったかなー?という気もしましたが、愛ちゃんのTry to rememberの歌唱から始まる雰囲気のある静かな導入部はじっくり聞かせてくれました。宝塚時代は滑舌と割れる声が気になりましたが、今日は静かに語る部分が多かったからか、あまり気にならず。
それより!エル・ガヨ(愛ちゃん)を叩こうとしたヒロインに「お嬢さん、それはいけない、あなたの手が傷つく」と言って手をとってキスしたりして、赤面…。そう、元々男性の俳優さんの役でしたね。まんま、男役でした。
出演者には若干(あれ?)と思う人もいなくはなかったのですが、私としては愛ちゃんを見に行ったので、ほかのことは言いますまい。
卒業後初の舞台、様々緊張もあったかと思いますが、あたたかいカンパニーと作品に出会えてよかったな~としみじみ。巣立ちを見守る親鳥の気分です。
今日は東京映画祭のオープニングが東京宝塚劇場で行われるということで、いつもと違うざわざわ感が。
ちえさん、紅さん、かいちゃん、みやるりが出演するんでしたね。
こちらを背に、さぁ行くぞ、国際フォーラム『Look at Me』!