9/21(木)13時、相模女子大学グリーンホールの最終公演、大千秋楽。
2階のS席センターブロック。友の会で当選!娘と。
回数がめずらしく多いとは言え、首都圏で全ツを入手するのはなかなかの困難、しかも千秋楽。
富山、金沢、それに相模の半分が休演となってなおさら、千秋楽の価値が爆上がり、今年一の強運だったかも。
相模公演に先立ち、驚愕の発表があって界隈大揺れだったかと。
これまで「公演関係者に陽性者が確認されたため休演」という発表しかしてこなかった劇団が、代役の発表を! あい変わらず休演する生徒さんがコロナに感染したことを明確にはしていないものの、(それ知ってる)というやつ。ただ、代役を立てずにとにかく休演の一点張りだった劇団が、七人もの休演に代役を立てても断行するという事実がびっくり。
本公演の方が総人数も多いし、代役を立てるのは楽だと思うけど、地方公演の位置付けと重要性が本公演よりシビアなのかも?チケットの売り方とか主催とか、全ツの目的とか、、、etcetc。全面的な方針転換かどうかは、今後の本公演を見てみないとわからないけど、全国ツアーという人数が半数程度の公演でも、トップが無事ならやるという前例を示したことはまちがいない。
感染者本人的にも、自分のために公演自体幕が上がらないよりも代役でやってもらった方がストレス少ないのでは?いずれにしても大英断でした。
綺城ひかり、天華えまというスターが休演の星組、こっちゃんにかかる負担と、ありちゃんへの期待、せおっちのサポート力への信頼はいかばかりか。くらっちが復帰したことはなんとも心強い。
さぁそして開幕。
宙組凰稀かなめさんの初演のとき、(なんか暗そうな話し…と)期待しないで見に行って(失礼)、途中からおもしろくて引き込まれた作品。楽曲がキャッチーで耳に残るし、当時好きだった悠未さん、蓮水さんが3悪人を演じてたのも記憶に残っている。とにかくエピソードが厚く、え?これ時間に終わるの?と時計を見たりするが、後半ものすごい勢いで全てが回収される(笑) 。全体の種明かしは(やっぱりね)というオチだが、そこまでの盛り上りが手に汗握る展開で、ついのめり込んでしまうのかも。
星組初登場のありちゃん、まぁスタイルがいいこと登場する度に、その等身バランスに感心する。
代役で3悪人の一人ヴィルフォールを演じた夕陽真輝くん、ルイジ・ヴァンパの蒼舞咲歩くん、ほんとうに熱演でした。大輝さんの代役の遥斗くんも。あかさんやぴーすけはお顔もよくわかるスターさんだし、出てたら出てたですばらしかったと思いますが、今日の公演だけを見た私には、だれかが欠けてるとは思えなかった。はじめからずっと彼女たちでやってきたと思えるほど違和感ありませんでした。再開が決まってからわずかな日数で、どんなにか大変だったことと思います。再開してくれて感謝です。
それにしても輝咲さんとちぐさんがいてくれて本当によかった。
ショーは本公演とちょっと違った幕でした。
幕開けの案内人は、ちぐさん一人。「今日も一人~」とおどけながら、熱の入った拍子木役を。
例によってこっちゃん大活躍でしたが、プロローグのすぐあとってあかさんとぴーすけの場面でしたよね?なんと二人ともいないとは…でもがんばって埋めてました。
せおっちも歌唱が増えてたと思うし、なんと言ってもショーでのありちゃんの参入は大きい。月組では(ありちゃん、声でか)としょっちゅう思ってましたが、星組だと普通に思えておかしかった。いろいろ星組に合ってたのね。くらっちの歌唱もステキでした。本公演での美穂さんとはまた違う魅力です。
注目している鳳真くん、ショーでもすぐにさがせました。ロケットはわずかに10人でしたが、そのセンターですばらしいスタイルを披露。芝居でのフランツ役もとてもかっこよかったです。
35人だったカンパニー、今日は28人でしたが、人数が減ったことを感じさせないエネルギーが溢れていました。客席の拍手の応援もただ事ならず(笑) 舞台と客席が一つになって、私も初めて、『星組パッショーン』にも参加しました。
こっちゃん、何回も言ってましたが、次回大劇場公演は全員が揃ってできますように。
今回休演のかたがた、どうぞじゅうぶんに静養されますように。