9/13(水)18時、宙組新人公演を一階上手寄りのS席にて知人のお世話により観劇。

たぶん二ヶ所あったボード。みなさん並んで撮影。




新人公演てレアな公演ですよね。東西各一回しかない上に、生徒席が多い(と思う)。友の会で抽選にかかるチケットは、妄想ですが半数ないのでは?

客席はあちこちでお知り合いが顔を合わせて「いつもお世話になっております」「あ、先日はどうも~」などと挨拶が行き交い、本公演を上回るザワザワ感。男性もめっぽう多い。お父さん、その関係者ご夫妻、職場や取引先のかたがたなのかな?出演者40人ほどの生徒×10~50枚、あまり必要のない生徒さんもいれば、逆にもっとほしい生徒さんもいるだろうし、融通し合うとして、それだけでMAX2000枚。関係者や上級生の席も最低100程度は確保しているに違いないし、そうなると残りはいくつよ?、、、

そんなレアチケット、私はなんと花組東京が友の会で当選していたのですが、全てお流れに、、、

残念ですぅえーん


夜公演だし、未熟な下級生だけの公演、従来はほとんど興味がなかったのですが、たまたま『Never say goodbye』の新公を見る機会があって、根底から考えが変わりました。これは本当に稀有のシステム。百回の練習より一回の本番。注目されれば張り切るし、経験すれば更に経験値が上がり、また伸びるという正のループ。私は劇団の人事に全く関係はないけれど、ぜひ大勢の生徒さんに経験してもらいえたらいいなぁー。これからの生徒さんを見る価値は大ありです。ただしそのレアチケットが手に入れば。いつもそれ。笑


今回の主演は2回目のあのんくん。本公演でも露出の多い役をもらってるし、6年目だし、もはや経験充分ですが、主演となるとやはり違うもの。本役がいるだけに、それをなぞる作業はどうしてもあるだろうし、本公演をこなしながらだから、圧倒的に(お稽古の)時間がない。自分なりの解釈で演じるだけの時間も能力も経験も不足で当たり前。あのくんがどうこうでなく、みんなそう。でもやってみて、わからないところ、できないところがわかるという経験はほんとうに得難い。宝塚が劇団員を『生徒』という意味がわかる。公演の日程とか見るに、ブラック寄りのグレー企業のような印象も受けることがあるけど、だって、働き方改革が進んで、学校の部活が縮小される世の流れなのよ?

ただこうやって人材を育てているってのも理解できるので、ファンとしては応援したくなっちゃう。うーん、わかるわかる。

なにしろ公演中に起きる拍手は、爆裂。客席はみーんなお母さん、お父さん。笑


それになんと言っても、彼女たち自身が、芸事が好きで、うまくなりたくて、努力を重ねるかたたち。

ホップステップジャンプ !!

芽が出て伸びるのを見守っていたくなる。

また見るチャンスがありますように!