6/19(日)11時公演
娘と。
本日の私の席は、譲っていただいた三階サイドです。
前日より10列以上前に下がりましたが、舞台端は欠けますね… 目の前にいまいましい手すりはありませんし、サイド席は偶数列しか売られてないようで、前後の方のことをあまり気にしないでいいのがメリットですかね。
席からの眺めはこんな感じ↓
あぁやっぱり…センター付近の手すりより細いパイプではありますが、邪魔には違いない…
常に視界に入ってくる手すりに、そのうちに慣れました。トホホ
詐欺がテーマのヒット作品て多いですよね。
思い出すのは映画のオーシャンズシリーズ(2001~)とかスティング(1973)とか。
詐欺って、騙された相手がどんな人なのかによって受ける印象が全然違いません?「騙される方も悪いんじゃないの?」みたいなやっかみ半分の批判も出てきたり。いやもちろん、騙した人が悪いんですが…
ハタから見ている分には一種滑稽なのかもしれません。あくまで、自分が当事者でなければ、、という前提ですがね。
本作の詐欺対象は見栄っ張りの金持ちがほとんどだし、騙すほうもギャング主導で、いわば棲み分けができてる感じ。カタギな善人や社会的立場の弱い人たちをターゲットにしてないところが、カラッとしてて湿っぽくないので笑って見られるんだと思います。それと成功する(笑)詐欺師って、シエロ(ずんちゃん)しかり、たぶん人当たりが良くて見てくれもバリッとしてるのでは?そうでないと信頼も得られませんしね。一見してアヤシゲな人に誰もだまされたりしない。犯罪者の顔とのギャップがあるから、フィクションになじみやすいのでしょうね。
シエロ本人は、「偽造の何が悪いんだ?」と開き直ったりして。不味いものや毒を売ったわけじゃないし、みんな喜んでいたじゃないか、ってわけ。たしかに
それも一理あるかも。物の価値なんて人それぞれだし。誰かにとって大切なものも、他の誰かにとっては無価値だったり、その逆もまたあり、と。そういう人の心のヒダに敏感なのが詐欺師なんだろうなー
元ギャングのチャポ(マキセ)が一人悪者ポジですが、いわゆる仁義を通してる感じが印象悪くないし(良いわけじゃないですよ)、むしろ私にはゴールデンハンマー社のミラ(五峰さん)の方が悪どい印象があったかな~
魅力的な人物像がほかにもたくさん。
あげ出すときりがありませんが、まずオークショニアのひなこちゃん。幕開けに一人で登場してしゃべる目立つ役で、しかもキラキラ✨
今回個人的にはまっぷーに一番つかまれました。一幕ではフリオとモニカの父親で食堂の店主。二幕では年配のワイン愛好家と、全く異なるイメージの二役。副組長になって以来、ますます演技に磨きがかかってます!
転がる缶詰めを追いかけて登場するタクさん。陽気なメキシカンの屋台の店主。不規則に転がる缶詰めのように、ずんちゃんともえこも自由に演じててとても楽しい場面でした。
わんちゃん、いろんな所に出てますね。こういうなんでもできる人って貴重な存在。顔を見つけるとうれしくなります。お!ここにも出てる!って。
フリオ役のもえこは、難しい役だったのでは?いい人って、たぶん演じるのがとてもたいへん。後にターニングポイントと思えるかもしれないなーと思いながら見てました。
さてさて
芝居のカンパニーと、コンサートのカンパニー。
同じ組で全く別の色合いの作品を経て、2ヶ月後に全員で幕をあけるHiGH&LOWがどうなるか?
早く見たいっ!