3/1(火)1330

SS席の後ろのほぼまんまんなかという、実にコスパのいい席でMy初日を迎えました。友の会の当選での久しぶりの良席です。

ピクチャーチケットで興奮。SNSで拝見していましたが、初日とか、特別の時だけなのかと思っていましたので、(うわぁ~ラブ)という感じ。うれしいですね。



新しい座席も体感。特に変わった感は、、、座った感じスミマセン💧わかりませんでした。



初見の感想をまずはざっくり。映画で観たことがありましたので、だいたいのあらすじはわかってたつもり。主人公の晩年から振り返り、最後にまたお別れの場面に戻ってくる構成。フィナーレは映画仕立てで、夢か現か?現か夢か?とにもかくにもハッピーエンドにおさめました。

れいこさんの温かみとうみちゃんの不器用な一途さが作品全体を覆って、じんわりしみるいい芝居でした。

ちなつさんの突き抜けたおかし味のあるスター感、ありちゃんのこの世のモノならぬブキミさもいっそおもしろくて、二人が出る度に客席から笑いが起きました。

映画館のほかは、撮影現場が主な舞台でしたので、助監督やらカメラマンやら特徴の表しにくいスタッフ関係の人が多くて、おだちんとるねさん以外、なかなか識別が難しかった。古い映画の出演者の方が特殊な扮装のため作り易かったでしょうか。ありちゃんの大蛇丸やその従者、メイクは特殊でしたが3人(3匹?)組のみなさんはそれぞれキャラも立っていて、セリフもあり(鳩だけは「くっくるくー」しか言えてませんでしたが笑)、うみちゃんとの絡みも多くて見せ場を作れていました。かっこいい役というわけではないですが、楽しそうでほっこり。


宝塚の演出で個人的にとっても好きなのが、幕が上がったときに人々が板付きでスチール写真のように動きが止まっていて、音楽が始まると突然生きて動き出すというもの(何か名称があるのかわかりませんが)なのですが、今回ラストシーンでモノクロ映画がスクリーンに映され、主人公の後ろ姿が次第にお姫様(うみちゃん)に近づいていくと同時にスクリーンが上がり、突然彩色されたかのように天然色の場面に変わり、人々が動き出したのには感動しました。お姫様のドレスが『黄色』なのに一番ビックリ。そこ?(笑) ま、組カラーだしあり得そうな色でしたが、はじめの登場がモノクロ映画から飛び出してきたということで白地に黒の柄のドレスでしたし、モノクロの設定でなくてもそれはそれでありな感じもしてましたので。(ドレス黄色だったか~)みたいな爆笑  虎役のかおとくんが(ほら!黄色と黒だよ、ほんとに虎だよ)とでも言うかのように、うれしそうにしっぽを見せているのがほほえましくて。そういや虎なのに、それまで白黒のシマシマでしたっけね。


ところで私の回りなんですけど、何回も観ているような話でしたが、テンション低いかたが多くて。銀橋でも、ラインダンスでも手拍子が起こりそうなところで一切手拍子なし。ほとんど拍手もしない。右のかたも左のかたもです。真ん中の私だけが手拍子したり、拍手したり、むしろ私のテンションがおかしいのか?と思うほど。前の席の方たちが手拍子してくれてましたので、それに合わせて拍手をおくりました。

幕間には後ろの席の方々が「花組のショーみたいにテンポのいいものなら何回でも見たいけど、これはね~」「まぁ好みなんじゃないの」と言い交わしているのが聞こえて、テンションダダ下がりだったんですど、、、たしかに一場面一場面は若干長かったですが、その分ありちゃんのダンスも堪能できましたし、芝居仕立てのちなつさんのかっこよさにしびれ、新トップコンビの美しいハーモニーやキュートなデュエットダンスにもきゅんとして。またおだちんが一人銀橋に出てきて歌ったときは、すごくパンチがきいていて(え?だれ?うま)とガン見。『My way』で銀橋に並んだ時は(おそらくは)自由に振りをしているのですが、おだちんの手や体の動きがとても華やかでまたガン見。贅沢なはなし舞台が近過ぎて、左右に視線を振るのがたいへんだったのですが、下手にいるおだちんが目に止まったら外せなくなったほど。この人天性のスターかもしれないと、今さら。


あぁそして、これを忘れてはいけません。

れいこさん、うみちゃん、お披露目おめでとうございます。お二人の醸し出す大人っぽい雰囲気を見ていると、とても穏やかな気持ちになれますね。うみちゃん、本当によかった!これからもすてきな舞台を期待しています。